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映画音楽史(167) 『恋愛専科』 1962年公開

2014-06-28 00:20:57 | 映画音楽



『恋愛専科』 Lovers Must Learn (米) 1962年制作
監督 デルマー・デイヴィス
音楽 マックス・スタイナー
主演 ドン・ポーター … トロイ・ドナヒュー
    プルーデンス・ベル … スザンヌ・プレシェット
    リダ … アンジー・ディキンソン
    ロベルト・オランディ … ロッサノ・ブラッツィ
    アル … アル・ハート
主題歌 『アル・ディ・ラ』 ( Al di la ) 唄・エミリオ・ペリコリ

原作はアーヴィング・ファインマンの小説で、風光明媚なイタリアの観光地をロケしたロマンチックな一編。
大学の図書館職員のプルーデンスは不良図書の貸し出しをめぐって退職してイタリア旅行に出かける。
イタリアに着くと旅の船中で知り合ったロベルトにドンを紹介されて親しくなり、ドンと二人で名所旧跡を
めぐり歩きいつしか恋仲になる。しかしローマに戻った二人を待っていたのはドンの前の恋人リダであった。
傷心のプルーデンスが船でニューヨークに帰ると、港には思い出の燭台を振りかざすドンが待っていた。

主題歌の『アル・ディ・ラ』は1961年サンレモ音楽祭大賞曲で、モゴール作詞、カルロ・ドニーダ作曲によるものです。
サンレモではルチアナ・タヨーリとベティ・クルティスが唄ったものですが、映画ではナイトクラブのシーンで歌手役の
エミリオ・ペリコリか唄っており、ドンの友人役のアル・ハートのトランペットによる演奏も楽しめました。
( その直後に大乱闘が起こり、店の燭台を持ってドンとプルーデンスは店から逃げ出しました )
レコードとしてはマックス・スタイナー指揮の演奏によるエミリオ・ペリコリの歌唱の他、アル・ハート楽団の演奏、
ルチアナ・タヨーリ、ベティ・クルティス、トニー・ダララ、コニー・フランシスなど多数の競演となりました

Aldila del bene piu prezioso ci sei tu
Aldila del sogno piu ambizioso ci sei tu
Aldila delle cose piu belle
Aldila delle stelle ci sei tu
Aldila ci sei tu per me per me soltanto per me

↓は映画よりエミリオ・ペリコリの『アル・ディ・ラ』  YOUTUBEより


↓はエミリオ・ペリコリの『アル・ディ・ラ』  YOUTUBEより


現在出回っているCDでは前奏部分がカットされているのが残念です。



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2 コメント

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お早うございます (オンリー・ザ・ロンリー)
2014-07-07 05:40:36
「ローマの休日」、「九月になれば」と本作品で「スクータ3部作」と思ってます。
景色のいいコテージで部屋が別々、、昨今ではありえませんね(笑)。
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オンリー・ザ・ロンリーさんへ (CHOCHIN)
2014-07-08 01:34:36
なるほど。スクーター三部作に納得です。
映画音楽としては『河は呼んでる』や
『唄え!ドミニク』などもスクーターが
活躍した映画でした。
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