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映画音楽史(192) 『北京の55日』 1963年公開

2014-07-29 00:06:48 | 映画音楽



『北京の55日』 55 Day at Peking (米) 1963年制作
監督 ニコラス・レイ
音楽 ディミトリー・ティオムキン
主演 ルイス … チャールトン・ヘストン
    ロバートソン … デヴイツド・ニヴン
    ナタリー … エヴァ・ガードナー
主題歌 『北京の55日』 ( 55 Day at Peking ) 演奏・サウンドトラック

外国人一掃を旗印にして清国時代に蜂起した義和団と列強各国との戦いを描いたスペクタクル作品。
1900年、山東省において義和団が結成され、西欧各国を清国から追放するために北京に集結する。清の西太后も
義和団を利用して外国諸国を国外に追い出そうとした。やがてドイツの外交官が義和団に殺害されたため、米国
海兵隊のルイス少佐を中心に11か国の公官たちは北京城に籠城して義和団と激しい戦いを始める。戦いから55日、
やっと列強の援軍が到着して義和団を打ち破った。愛するナタリーを戦いで亡くしたルイス少佐は孤児になった女の子を
抱き上げて次の任務に旅立つ。

主題歌の勇壮かつエキゾチックな序曲はディミトリー・ティオムキンの作曲によるもので、曲はバラード調の
『ソー・リトル・タイム』とマーチ調のメーンテーマからなっています。映画では冒頭に情感あふれるイラストを
背景にして流れ出します。演奏はディミトリー・ティオムキン自身の楽団です。

↓はサウンドトラックによる『北京の55日』 YOUTUBEより

(残念ながら削除されたようです、再投稿があれば追記します)


また、メーンテーマにポール・フランシス・ウェブスターが詩をつけてブラザーズ・フォーが唄った『北京の55日』
の方が日本で大ヒットしました。

Bom bom bom bom bom bom
The year was 1900
tis worth remembering
The men who lived through
fifty five days at Peking

↓はブラザーズ・フォーの『北京の55日』 YOUTUBEより




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2 コメント

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うっ!と来ました。 (オンリー・ザ・ロンリー)
2014-07-29 01:20:09
馬上のヘストンは孤児に無言で
目で「行くか?」と。
孤児は「うん、おじちゃん、わたしも
連れてって」とばかり、にわかに
顔が明るくなります、、。
(全然違ったりして)


いくつかの西部劇を見ていると、
「北京の55日」、「ガンヒルの決闘」、
そして「アラモ」の三作品にティオムキン
のメロディー・ラインに共通点があるのを
後日気がつきました。
一番、如実なのは「アラモ」。
戦闘シーン、侵攻シーンは、むしろ
くどいくらいです。

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オンリー・ザ・ロンリーさんへ (CHOCHIN)
2014-07-29 23:40:51
ティオムキン
聖ペテルブルグ生まれの秀逸なピアニストだったようです。
夢を捨てアメリカに渡って逆に大成功だったかもしれません。
アメリカ人よりもアメリカ人らしい作曲の数々、
そのバイタリティーは賞賛しなければなりませんね。
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