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映画音楽史(18) 『真昼の決闘』 1952年公開

2014-01-06 01:06:30 | 映画音楽



『真昼の決闘』 High noon (米) 1952年制作
監督 フレッド・ジンネマン
音楽 ディミトリー・ティオムキン
主演 ウィル・ケイン … ゲイリー・クーパー
    エミイ … グレース・ケリー
    ハーヴェイ … ロイド・ブリッジス
    ヘレン … カテイ・フラドー
    ミラー … アイアン・マクドナルド
主題歌 ハイヌーン (High noon ) 唄・ティック・スリッター

1870年、西部の町ハドリービルを舞台にした西部劇。
ウィルは保安官を退任してエミイと挙式し町を出る予定だったが、
彼が捕えた悪漢のミラーが保釈されて復讐のために町に向かっているという情報が入る。
ウィルは町の人たちに加勢を頼むがすべて断られ、一対四の決闘を余儀なくされる。
午前10時40分から12時過ぎまでを、時折り時計を見せながら上映時間と物語の時間が同時進行していく。
それによって主人公の焦りを際立たせ、見事なリアリズムが生まれている。
余談ですが、この映画が制作されたのはレッド・パージが暴威を振るっていた時期。
ラストシーンでウィルが保安官バッチを地面に投げ捨てるシーンは、、国辱行為だと物議を醸すことになり、
この作品の脚本家カール・フォアマンは赤のレッテルを貼られてその地位を追われました。

主題歌の『ハイヌーン』はネッド・ワシントンが作詞、ディミトリー・ティオムキンが作曲。
タイトルバックからエンディングまで効果的に使われていました。
映画で唄っていたのはティック・スリッターですが、日本ではフランキー・レインのレコードが有名です。

Do not forsake me, oh my darlin'
On this, our weddin' day
Do not forsake me, oh my darlin'
Wait, wait along

↓は映画のタイトルバックによるティック・スリッターの『ハイヌーン』 YOUTUBEより


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2 コメント

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数年後に (オンリー・ザ・ロンリー)
2014-07-25 14:05:48
本作品で悪役だったシェブ・ウーリーが
TVの「ローハイド」で真面目な「ピート」
役でしたから妙に懐かしく観たものです。

F・レインは勇猛すぎて個人的にはオリ
ジナルのティック・スリッターのが作品の
イメージに合っているように思います。
オンリー・ザ・ロンリーさんへ (CHOCHIN)
2014-07-26 08:55:56
よく御存じですね(感)
ローハイド、
当時は映画専門で小さな画面のTVは敬遠していて
それほど見ていません。ラジオ少年でした。
でも、ペンタックスの『望遠だよ』『ワイドだよ』
のCMは覚えています。