【誕生日】
☆クリスチャン・マルカン Christian Marquand (1927.3.15~2000.11.22)

知性と野生的な魅力を備えた新しいタイプの二枚目として広くヨーロッパ映画で活躍したフランスの俳優です。
父はアラブ人母はスペイン人でマルセーユ生まれという変わり種で、中等教育を終えた17歳の頃に俳優を志しパリへ出て
ヴィユ・コロンビエ座でタニア・バラコヴァについて演技を学びました。パリで舞台を経験した後にジャン・コクトーに
出会って1945年の『美女と野獣』の端役で映画に初出演、1952年の『ボルジア家の毒薬』以降フランス、イタリアなどの
映画界で活躍しました。また、1962年にはロジェ・ヴァディム総監督の下で『太陽は傷だらけ』を監督し、1968年には
問題作の『キャンディ』の監督もつとめています。
【主要出演作品】
1945年『美女と野獣』 La Belle et la Bête
1947年『犯罪河岸』 Quai des Orfevres
1952年『ボルジア家の毒薬』 Lucrece Borgia
1954年『夏の嵐』 Senso
1956年『素直な悪女』…Et Dieu Crea La Femme

1956年『大運河』Sait-On Jamais
1958年『女の一生』 Une Vie
1959年『墓にツバをかけろ』 J'irai Cracher Sur Vos Tombes

1960年『十七歳よさようなら』 I Dolci Inganni

1962年『史上最大の作戦』The Longest Day
1963年『悪い女』 Le Crime Ne Paie Pas
1964年『ロード・ジム』Lord Jim
1964年『日曜日には鼠を殺せ』Behold a Pale Horse
1965年『飛べ!フェニックス』 The Flight of the Phoenix
↓はマカロニ・ウエスタンに大いなる影響を与えた映画『太陽は傷だらけ』のサウンド・トラック【YOUTUBEより】
☆ハリー・ジェームズ Harry James (1916.3.15~1983.7.05)

スイング・ジャズ全盛時に、甘くセンチメンタルな魅力で一世を風靡したアメリカのトランペット奏者・楽団指揮者です。
両親はサーカス団に所属していて母親は花形ブランコ乗り、父親はトランペッターでサーカス楽団のバンドリーダーだった
ことから、10歳時からトランペットに馴染んでいたそうです。15歳で地方バンドで腕を磨き、1935年にプロとして活動を
始めました。1937年からはベニー・グッドマン楽団のトランペッターとして活動し、それが縁でグッドマンの協力を得て
独立し、「Harry James & His Music Makers」を結成しました。
楽団の専属歌手として1938年にはヘレン・ヒュームズ、1939年にはフランク・シナトラ、1945年にはキティ・カレンを
迎えて数々のヒット曲を連発、甘くて感傷的な演奏で人気楽団として大成功を収めました。
↓はハリー・ジェームズ楽団とフランク・シナトラの『スターダスト』【YOUTUBEより】
↓はハリー・ジェームズ楽団とキティ・カレンの『お久しぶりね』【YOUTUBEより】
↓はハリー・ジェームズ楽団の『スリーピー・ラグーン』【YOUTUBEより】
【ご命日】
★ルネ・クレール René Clair (1898.11.11~1981.3.15)

サイレント時代から1960年代にかけてフランス映画芸術を極めた世界屈指の映画監督。
主な監督作品に『巴里の屋根の下』『ル・ミリオン』『自由を我等に』『巴里祭』『リラの門』などがある。