【誕生日】
☆ファン・デ・ディオス・フィリベルト Juan de Dios Filiberto (1885.3.08~1964.11.11)

アルゼンチン・タンゴに抒情の世界を切り開き、タンゴ・カンシオン黄金期の寵児となった作曲家です。
タンゴ発祥の地、港町ボカに生まれ、幼い頃、後に「タンゴの父」と呼ばれたアルヘン・ビジョルドと寝起きをともにし、
彼のギターを子守歌代わりにして育った話はタンゴ・ファンの語り草となっています。
10代からボカの港湾労働者として社会運動に参加する傍らでヴァイオリンを習得し、1932年には自身の楽団となる
オルケスタ・ポルテーニャを結成するなどタンゴの発展に多大なる貢献を果たしました。
しかし、彼の功績は世界中の音楽ファンに知られる『カミニート』などタンゴ史に残る名曲を世に送り出したことに
尽きるでしょう。
【主要作曲作品】
1918年『バンドネオンの嘆き』Quejas de bandoneon
1920年『白いスカーフ』El Pañuelito
1926年『カミニート』Caminito
1927年『ミロンガの泣くとき』Cuando Llora La Milonga
☆エンリケ・ロドリゲス Enrique Rodríguez (1901.3.08~1971.9.04)

爽快なリズムを基調としたポピュラーなスタイルにより人気を博したアルゼンチン・タンゴのマエストロです。
幼少の頃にヴァイオリンを習得し、1926年にホアキン・モラのセクステットでデビュー、後にエドガルド・ドナートの
オルケスタに加わりました。 1936年には彼自身のオルケスタを結成してオデオン・レコードと専属契約を結んでいます。
また、彼の楽団はタンゴに限らず、フォクストロットやパソドブレなども演奏するダンスバンドでもありました。
彼の楽団演奏としては「はなれ技」的な高い技術による『ラ・クンパルシータ』が特に有名で、タンゴファンには
彼自身の作曲『ソン・コーサス・バンドネオン』がお馴染みです。
↓はエンリケ・ロドリゲス楽団の『ラ・クンパルシータ』【YOUTUBEより】
↓はエンリケ・ロドリゲス楽団の『ソン・コーサス・バンドネオン』【YOUTUBEより】
☆リトル・ペギー・マーチ Little Peggy March (1948.3.08~ )

1960年代に活躍し、親日家で知られる歌唱力豊かなアメリカの女性ポップシンガーです。
14歳の時に1962年にコンテストで優勝したのがきっかけでRCAよりデビュー、『アイ・ウィル・フォロー・ヒム』が
ミリオン・ヒットとなり、わずか15歳1月で全米No.1ヒットの最年少記録を打ち立てました。
その後は本国アメリカでのヒットを耳することはありませんでしたが、1964年には”リトル”を取り去り、ペギー・マーチ
として繰り返して来日し、『可愛いマリア』『忘れないわ』『若いってすばらしい』などを日本語で録音するなどで
本国よりもむしろ日本での人気の方が高かったように思えます。
【主要歌唱曲】
1963年『アイ・ウィル・フォロー・ヒム』I Will Follow Him
1963年『プリンセスではないけれど』"I Wish I Were a Princess
1963年『さよなら!初恋』Hello Heartache, Goodbye Love
1964年『涙のウエディング・マーチ』The Impossible Happened
1965年『可愛いマリア』I'm In Love
1966年『若いってすばらしい』
1968年『忘れないわ』
【ご命日】
★ジヨージ・スティーヴンス George Stevens (1904.12.18~1975.3.08)

重厚なリリシズムの中にセンチメンタルな人間洞察を織り込む独特の演出で開花したアメリカの映画監督。
主な監督作品に『ママの想い出』『陽のあたる場所』『シェーン』『ジャイアンツ』『アンネの日記』などがある。
★ハロルド・ロイド Harold Lloyd (1893.4.20~1971.3.08)

サイレント初期のドタバタ映画でチャップリン、キートンと共に三大喜劇王と呼ばれた映画俳優。
主な出演作品に『豪勇ロイド』『ロイドの要心無用』『ロイドの人気者』『ロイドの牛乳屋』などがある。