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港町のカフェテリア 『Sentimiento-Cinema』


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シネマ・ポップス…ときどきイラスト

『3月11日』

2019-03-10 10:28:02 | 明日は誰の日

【誕生日】


☆ドロシー・ギッシュ Dorothy Gish (1898.3.11~1968.6.04)



映画創世記において実姉のリリアンとともに活躍したハリウッド女優です。
姉のリリアンと同じく幼いころから舞台に立ち、D・W・グリフィスの手で映画界に入り、グリフィス作品に姉妹で
出演することもありました。姉のリリアンが純粋可憐な薄幸のヒロイン役であったのに対して、喜劇的な素養を持つ
ドロシーはロマンティック・コメディの分野で花を開かせました。
しかし、姉のリリアンがトーキー後も映画界で活躍したのに対して、ドロシーはトーキーの時代に入ると映画界を引退し
イングランドに移って舞台やラジオで活躍、1963年には『枢機卿』で久々に元気な姿を見せていました。

【主要出演作品】
1914年『ホーム・スイート・ホーム』 Home, Sweet Home

1918年『世界の心』 Hearts of the World
1920年『亭主改造』 Remodeling Her Husband
1921年『嵐の孤児』 Orphans of the Storm

1924年『ロモラ』 Romola
1963年『枢機卿』 The Cardinal


☆ローレンス・ウエルク Lawrence Welk (1903.3.11~1992.5.17)



アコーディオン演奏者で「シャンペン・ミュージックの王様」と呼ばれたアメリカのバンド・リーダーです。
アルザス・ロレーヌ地方出身の両親が移民してきたドイツ語を使用する小さな村ノースダコタ州ストラスバーグで生まれ、
1921年に自身のバンド「The Midwest」を結成して活動を開始するまで英語を話さずに育ったそうです。
1927年にミネアポリスで音楽学校を卒業し、ラジオ出演やライブ活動及びツアーなどで人気を得るようになりました。
1944年から45年にかけてミュージック・フィルムで人気となり米国旧チャートにも名を残すようになります。
彼が人気を得たのは1951年からロスアンゼルスの地方TV局で開始された「ローレンス・ウェルク・ショー」によるもので
これが好評となり1955年から全国ネット放送されて一躍アメリカ中の人気者になりました。
1956年には「ローレンス・ウェルク・ショー」で共演したレノン・シスターズとのコラボによる『イチゴの片想い』(のちに
ナンシー・シナトラで再ヒット)が全米15位を記録、さらに1961年には『夢のカルカッタ』が全米No.1に輝きました。
ローレンス・ウェルク自身がホストをつとめた「ローレンス・ウェルク・ショー」は1982年まで続いたそうです。

↓はローレンス・ウェルク楽団の『夢のカルカッタ』【YOUTUBEより】 


↓はローレンス・ウェルク楽団とレノン・シスターズの『イチゴの片想い』【YOUTUBEより】 


↓はローレンス・ウェルク楽団の『子象の行進』【YOUTUBEより】 



【ご命日】

★F・W・ムルナウ Friedrich Wilhelm Murnau (1888.12.28~1931.3.11)



サイレント時代にフリッツ・ラングらと共に活躍した表現主義映画を代表するドイツの映画監督。
主な監督作品に『吸血鬼ノスフェラトゥ』『最後の人』『サンライズ 』『四人の悪魔 』などがある。


★フリオ・デ・カロ Julio De Caro (1899.12.11~1980.3.11)



枯れた演奏スタイルで、アルゼンチン・タンゴの草創期に編曲という概念を定着させたタンゴ界の功労者。
彼とカルロス・ガルデルの誕生日である12月11日は国民的記念日である “​タンゴの日​” となっています。
代表的な演奏として『バンドネオンの嘆き』『チケ』『マーラ・フンタ』『ディレーチョ・ビエフォ』などがある。
↓はフリオ・デ・カロ楽団の『バンドネオンの嘆き』【YOUTUBEより】