増田カイロプラクティックセンター たまにひと言 

神経筋骨格・アレルギー(NAET(R))・感情の統合療法。同行ドクター斉藤友美恵の近況レポート

しばらく貝はお休みかな。。。

2013年09月06日 | アレルギー・NAET
今日のニュースで気仙沼湾産のホタテから麻痺性貝毒が検出とありました。
これからのカキシーズンに問題が長引かなければいいなあと思っていますが。。。

今年はほかにも大阪湾でも貝毒、浜名湖では特産のノコギリガザミのカニみそから貝毒が検出されています。

貝毒は、麻痺性と下痢性があります。
麻痺性貝毒は主としてカキ、アサリ、ムラサキイガイ(ムール貝)などで、下痢性貝毒はホタテガイ、ムラサキイガイなどで検出されるそうです。麻痺性貝毒は、フグ毒と同じで致死的な生物毒。生物兵器にもなりうる怖いものですから、しばらくは避けておいたほうが無難ですね。

加熱しても毒は毒ですから、エネルギー的には問題となります。
万が一、貝毒にやられた人がいましたら、吐いたものや下痢したもので、すぐゲートマッサージや背中トントンしておきましょう。
もちろんこちらには生物毒のサンプルもあるので対応しています。

毒に対するアレルギーは、解毒薬や経時的変化によって回復したように見えますが、ほとんどのケースで毒は体内に残っています。
毒にアレルギーがない人はいないからです。毒に対するアレルギーは、排出できないことが症状ですので、身体のどこかに残ってしまいます。

そして、残った毒は将来的に問題を起こす可能性が否定できないわけです。生ポリオワクチンを摂取した人が、数日後~数年後、はたまた成人してから神経麻痺を起すように。
これは関与した特定の毒に対するアレルギーの強弱、そして摂取量にもよるかと思います。

貝毒発生には海水温上昇によるプランクトンの大量発生が関与します。
この夏はいつにもまして暑さが厳しかったですし、以前は他の国のものだと思っていた竜巻が日本でもあちこちで見られるようになり、その爪痕をニュースで見るたびに、何かロシアンルーレットみたいな気持ちになります。

とにかく、地球環境が何だかおかしいんですよね。
海水温上昇により、プランクトン問題だけでなく、魚が北上することで漁場に変化が見られているということも聞きます。今まで採れていた貝がいなくなり、代わりに越前クラゲが大量に九州で採れているというニュースも見ました。

環境の変化は、生活の変化に直結します。
しかし、環境の変化を生み出したのも、結局のところ我々人間の生活なのですから、自分たちでなんとかするしかないですね。地球から借りていたきれいな海を、そのまま子孫に手渡せなければ、申し訳ないです。

貝毒のニュースが消えるまでは、しばらく貝はお休みにしたいところですが、院長の定番は「アサリのスープパスタ」。アサリの貝柱まで、しっかり残しません。これダメといったら、怒るだろうな…。でもお店で出しているものは大丈夫なわけですからね。
もしおなか壊したら、背中トントンしておけばいいわけですし。。。