増田カイロプラクティックセンター たまにひと言 

神経筋骨格・アレルギー(NAET(R))・感情の統合療法。同行ドクター斉藤友美恵の近況レポート

吸うものに注意

2012年10月11日 | アレルギー・NAET
秋らしくなってきた今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
美味しいものを食べ過ぎて、後でしまった~となりませんように。

このところ症状の引き金として多いのは、「外で吸うもの」です。
外で吸うものといっても、排気ガス・ディーゼル・光化学オキシダント・PM2.5・ダイオキシン・農薬などなど色々ありますが、急性としてでるものは「旬」のもの。

今の旬といえば何でしょう?
さんま…ではないですよ。そう、秋の花粉です。

ブタクサ・ヨモギ・セイタカアワダチソウ、この3つすべてキク科植物ですが、秋の花粉症の原因トップ3です。そのほかイラクサ・カナムグリもありますが、反応する人は少ないです。

また花粉に含まれる栄養素(タンパク・糖・ビタミン・ミネラルなど)やフラボノイドやβクリプトキサンチンといったフェノリクス(フィトケミカル)も引き金になります。

ということで、何だか体調が…という方は、外出を控えるのがベストです。
やっと散歩・散策にいい季節になったんですけどね。もしくはしっかりとマスクをして最低限の外出にしておきましょう。どうしても外出もしたいし…という方は、マスクの下にガーゼのハンカチを入れて厚めにしましょう。

夏や秋の花粉は、鼻水・くしゃみ・眼のかゆみといった典型的な花粉症状ではなく、腰痛・肩こり・めまい・皮膚の痒み・喘息・睡眠障害・出血・心の不安定・血圧や血糖の変化・冷え・過敏症の悪化など、その人のウィークポイントの症状で発現するほうが一般的ですから、鼻水が出ないからといって、気を抜きませんように。

もちろん普段の食事で動物タンパク(食べられる肉・魚)をしっかりと摂り、甘いもの(砂糖・果物・乳製品・酒・煮物など)や卵を控え摂り過ぎないことは、どんな時も必要です。

症状がかなり辛く出ている場合は、頭痛なら市販薬も効果的です。
アレルギーがないことが前提ですが、花粉や栄養素などによる「アレルギー性の痛みには新セデス」、糖質を摂りすぎたあとの「感染性の痛みにはイブ」と覚えておくといいでしょう。ちなみにバファリンは「貧血性の痛み」に効果的ですから、頭痛持ちの方は、この3つを使い分けられるといでしょう。

また抗アレルギー剤の中でも「クラリチン」「ロラタジン」は、眠くならない抗ヒスタミン剤として有効です。同じ特性を持つ薬に「アレグラ」があります。
しかしこちらの臨床経験などから、アレグラにアレルギーのある人は約60%(10人に6人)と多く、長期服用は肝機能低下もたらす可能性が高いと思われます。
その一方、クラリチンにアレルギーのある人は約10%(10人に1人)なので、抗ヒスタミン剤が有効、かつ必要と出る人にはクラリチンを勧めています。

ただし、脳に器質的問題がある人(脳梗塞・脳出血・脳腫瘍・精神疾患・自閉症のような前頭葉疾患など)は、クラリチンもやはりアレルギー性が高くでますので、完全なアレルギー除去後になら、脳浮腫・脳アレルギー緩和目的として使うことも出来ると思いますが、除去前は使うべきではありません。

ちなみに、クラリチンは、アメリカではジャスコのような大型スーパーで売るような市販薬ですが、日本では医師の処方が要りますので、まず病院に行く必要があります。(不便ですねえ)

それぞれの生活パターンに合わせた対処法をとって、楽しい秋を満喫してください。
私と院長は今のところインドア派ですので、うちカフェ+映画・ビデオ三昧ですね。