臥龍殿

三国志と自転車・キャンプが好きな”りてん”がお送りします

「レッドクリフ」観て来ました~!

2008-11-03 19:26:29 | 中国歴史小説・武侠小説等
 妻と張くんが水泳教室に行ってる隙に、「レッドクリフ」観て来ました~。
 そういえば映画を一人で観に行くのって初めてです。

 製作発表当初はチョウ・ユンファが主役の周瑜役って事で、私の周瑜イメージとぴったりで期待してたのですが、ギャラなんかの問題で降りちゃったようで、諸葛亮役のトニー・レオンが周瑜役になっちゃいました。
 トニー・レオンの諸葛亮もバッチリって感じだったのですがね~。

 映像が伝わって来るにつれ、劉備、関羽、張飛の三兄弟、趙雲役の胡軍も曹操もみんな良い感じ、諸葛亮役の金城武なんて孔明をやるために生まれてきたんじゃない?と思えるくらい適役っぽいじゃないですか~。
 中村獅堂も「SPIRIT」での役が評価されたのか、甘興(たぶん甘寧、字は興覇)役というSPIRITに続いてのオイシイ役。 獅堂が好きか嫌いかは別として、日本人には嬉しい事ですね。

 ただ、トニー周瑜だけが気がかりだったのですが、レッドクリフでの周瑜はクールでありながらクールさでは覆うことの出来ない、優しさと熱さ溢れる漢(おとこ)として描かれているので、レッドクリフという物語としては大正解だったのではないでしょうか。
 トニー・レオンの男としての色気は控えめで残念な面はありますが私的には満足しました。

 さて、映画の出来ですが二部作なので満足して帰る事は出来ません!
 これは大前提です。
 今日、映画が終わって私も含めほとんどのお客さんが無言・・・・消化不良な気分だったと思います。
 でも、「つまんない~!二部目は観ないよ」と思われた方は少ないのでは?
 私も早く続きを観たい気持ちでいっぱいです。

 私の知り合いも三国志演義の知識無しで観る事が不安なようでしたが、作品を観てみて三国志演義の知識が無くても充分楽しめるのではないかと思いました。
 三国志演義を読み始めて挫折する人の多くが、登場人物の多さと地名の多さで訳が分からなくなるといった理由じゃないでしょうか?

 レッドクリフでは登場人物を思い切って省略、第一部で名前を覚えなければストーリーが分からなくなる人物は、各陣営で5人ずつ程度のものです。
 魏大好き人間としては個人個人のエピソードも大事にして欲しいところですが、そんな事をしてたら二部構成どころか二十部構成にしても足りないでしょうからね~。

 そしてストーリーも思い切って簡略化。
 私の様な三国志ヲタクだと三国志演義との相違点が気になってしまうのですが、先入観の無い人の方がより楽しめるのではないでしょうか?
 先がだいたい読めるのもつまんないですからね~。

 そして、大軍を相手にする天才軍師孔明の戦法もアイデアいっぱい。
 どれだけ効率的に相手の陣形を崩し大量殺戮をやってのけるかというシュミュレーションを映像にて具現化しています。
 三国志演義での孔明得意の「八卦の陣」を映像化するとは驚きです。

 そして一騎当千の武将達のアクションシーン!
 中村甘興の野武士を思わせる荒殺法。
 フー・ジュン趙雲の風神の如きアクションの連続。
 猛牛のごとき張飛のラッシング・パワー。
 圧巻は眩い光の中、青龍円月刀を舞わしながら颯爽と登場する関羽の、まさに悪魔の如き太刀さばき!

 フー・ジュン趙雲も想像通りのカッコ良さだけど、私の中では関兄ぃがそれを軽く越えましたね~!
 
 かっこイイ~!関兄キ!(かなりおじさんだけど・・・・)

 感想は・・・・観て良かった!また観たい!・・・・です。
 





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2 コメント

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早速♪ ()
2008-11-03 20:32:01
お♪早速見に行かれたのですね~。
ちょっと落ち着いたら見に行こうと思っていたんですが、超雲大好き女としては、りてんさんのレビュー読んで鼻息荒くなってます。(笑)
や~、早く見に行かなくちゃ~!
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趙雲好きなら観るべきですね (りてん)
2008-11-04 22:04:22
恵さん、こんばんは~。

私作のオリジナル予告を見て貰えば伝わると思いますが、とってもカッコ良い趙雲に仕上がってますよ~。
いきなり長坂の戦いから始まるので、もちろん趙雲が一番目立ちます。
劉禅を投げるシーンは無かったのですが、もし劉備が投げてたら私は感動で泣いてたかもしれません。

マイ鉄観音を保温ポットに入れて、飲み物もチャイナっぽくして楽しみました。
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