パンドラの箱を開けるとちむがいた

書くスピード早いですが、誤字脱字多し。

8~10冊目△△△

2008-05-07 00:26:33 | Weblog
△8「日本はなぜ旅客機をつくれないのか」前間孝則、2002、草思社
感想:
前間氏がいつものごとく、開発当時のこまかい時代背景等を
丁寧に説明しており、大変分かり易い。
長期的な航空政策がなく、官僚的で場当たり的な対応が、
現在の航空産業の体たらくを招いていると書いている。

△9「クリティカルチェーン」エリヤフ ゴールドラット、2003、ダイヤモンド社
感想:
ザ・ゴールの人と同じ人が書いています。
いつものようにハッピーエンドで終わっています。この本では、

・所要時間が大幅に伸びる「掛け持ち作業」
・必要以上に余裕時間を各人が見積もられる「セーフティ」
・時間があっても、ギリギリまで何もしない「学生症候群」
について書いてあり、それを解決するためには、
一番時間の掛かるところを通して実行することと書いてあります。
たしか、QCサークル活動でも似たような分析があったような気がしてなりませんでしたが、まあ、よいでしょう。

△10「最後の国産旅客機YS-11の悲劇」前間孝則、2000、講談社
感想:
YS11を、エアラインの観点から見た非常に面白い本。
YS11は名機と呼ばれているが、最初から名機ではなかったところが大変面白い。
そして、ほとんど保護主義的に日本の政府がYS11を日本の
民間航空機会社に買わせたところも興味深い。
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