パンドラの箱を開けるとちむがいた

書くスピード早いですが、誤字脱字多し。

4~7冊目△○△△

2008-04-30 18:53:34 | Weblog
△4「義理と人情」みのもんた、2007、幻冬舎
感想:
みのもんたのこれまでの芸歴と、現在も続けている
ニッコクという水道メーターの代表取締役の二人のみのもんたが
書かれていて大変興味深い。特に、経営者としてのみのは、
文面を読んでいる限り、かなり優秀な経営者のようだ。
20台そこそこから祇園や銀座などにちょくちょく顔を出しては、
楽しい酒を飲んでいるし、自分の母がアルツハイマーになったことなど、
かなり率直に語っている。ただ、それだけ、遊んでいたら、
女性関係もあるはずだが、そこに触れていないのは少し疑問に思う。
特に、代表取締役のみのの経営論は秀逸なので、サラリーマンにも
読んでもらいたい。
ただ、調べてみると、ニッコクが何度も談合で摘発されていることや、
実質的には、専務が会社を取り仕切っていて、めちゃめちゃ横暴で入社してもすぐに人が辞めていくことなどがわかり、
そのあたりのことについては、一切触れていないので、
キレイな部分しか書いていないのだと思う。

○5「はじめてのプロジェクトマネジメント」近藤哲生、2005、日経文庫
感想:
架空のケースを想定して、初めてのプロジェクトマネジメントで気をつけるべきところを簡潔に書いている。参考になったのは、
1.はじめのミーティングでは皆不安なので自己紹介からはじめる
2.毎日ミーティングを行い、問題点を直ぐにつぶしこむ。
そこでは、決定者は一人で良く意見を聞いて独断でその場で決定を下す。
3.最後にプロジェクトが終わってからのまとめを行い、
完成パーティーには関係者もできれば参加させる。
4.問題がないことが問題であることを認識させる。

△6「社長の値打ち」長田貴仁、2007、光文社新書
感想:
トヨタや京セラ、キャノンなどありがちな有名企業のほかに、
特に本書では、世襲企業とサラリーマン企業の違いなどが特に詳しく述べられていて面白い。
世襲企業は、経営がこけたら銀行等に身包みはがされるので、
いきおい、経営に対する取り組みが厳しくなるが、
取り巻き連中がお殿様みたいにするせいで、裸の王様になりやすことや、
世襲企業の初代で大企業にする人物は才能とか運とかそれこそ言葉では神がかり的なものが必要だが、
3代目あたりになると、そうでもなく、それでも当たり前のように世襲しようとして、総すかんをくらうが、
こういう場合に世襲するには、愛嬌みたいなものがいると書いてあった。
そのほかにも、松下はあのタイミングで深刻そうな中村社長を起用したのは大正解だとか、
みずほの前田社長はぼそぼそしゃべるが、実はアレはアレでよいだとか、結構おもしろくよめました。

△7「まずい学 組織はこうしてウソをつく」樋口晴彦、2007、祥伝社新書
感想:
第一弾が面白かったのですが、今回は明らかにパワーダウン。でも、新聞記者でもないのに、新聞記者よりも信頼ができ、事実を正確に押さえているのは、やはり、この人の卓越した能力であり、
逆に新聞記者の能力がいかに低いのかが分かり、大変興味深い。
ここでもパロマ事件の話があり、これまでしっかり内容を知らなかったが、
この本を読んでよくわかった。また、謝罪会見でどうしてパロマがあんなに強気な態度を見せたのかも良くわかった。






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