パンドラの箱を開けるとちむがいた

書くスピード早いですが、誤字脱字多し。

金融の真実と事実

2007-12-16 20:58:50 | Weblog
9年目行員が語った都銀の真実という@2ch就職板というのがあった。
一言いちゃもんをつけると、銀行に事実はあるが、真実はない。
下記が、その内容らしいが事実かどうか自分の銀行をもとに検証してみる。
ただし、数年前だし、他行のことなので、あっているかどうかは知らない。

・経歴は、早稲田商学部卒、みずほ銀行の9年目の行員(合併前は富士銀行)。
 →順調ならば課長代理になっている年次

・平均退社は9時前後。ただ朝6時半には近くの喫茶で仕事の準備を始めている。
 →店によって警備会社との契約があるので違う。9時半ごろだった。朝6時半ごろからの仕事の準備はしていない。
家で深夜まで仕事をしていたので、朝はしなかった。

・高給ってイメージは世間のイメージ。9年目で700万。役付けにならないと1000万には到達しない。雑誌は本店のエリートに聞いているから高給になっている。
 →課長で1000万円越えるくらい。最短で37歳~38歳で課長になる。

・他の銀行に行った同期も同じような状況。最近合併した三菱UFJの友人も死にかけている。本店にいる同期もやばそう。
 →他行は知らない。

・銀行員のステータスは3年で飽きる。
 →でもやはり本人は意識していないが、ステータスが高く感じる場面が多い。プー太郎の弟がアパートを借りようとしたとき、
  兄貴が銀行員だと行ったら僕の保証で喜んで貸してくれたなど。

・合コンへ行っても転勤が多いから嫌がられる。
 →合コンは行ったことがないので知らん。

・投信販売はお客さんの会社の社員に頼みまくる。あんなの売るのはホントアホらしい。
 →確かに。アホらしい。いらない人に利点を説いて売るのが営業力と叩き込まれる。

・債権回収の仕事は精神的におかしくなる。
 →一度おかしくなりかけたが、支店全体を巻き込めば大丈夫。放置されるとヤバイ。

・上司に殴られまくる。もしくは罵声。机ごと飛ばされて入院。
 →これは無い。罵声はある。机ごと飛ばされて入院などすると、
  上司の人事評価的にもアウト。殴られるのは大げさすぎるし、同期でも先輩後輩でも聞いたこと無い。
  ただ、僕もファイルを投げつけられたりはしたが、やはり社内的にも特殊な人だった。

・自殺した行員も毎年いるらしいけど。自殺前に精神科おくりはよく聞く。
 →どこの大企業にもある話。銀行だけではない。どうしようもない奴は子会社出向。

・かっこよく振舞っているが、お客さんと上司の前では奴隷。
 →かっこいいか知らんが、スマートに見せようとはしている。ただし、お客さんには奴隷。上司は人による。

・地方にいけば行くほどやばい。あとは都市部の中心へ行けば行くほどやばい。
 →何がやばいか知らんが、地方でも名店なら良い。京阪神、博多、名古屋、仙台、札幌等。
  ただ、地方の小さい店や個人専門店は出世の終わった人が行く。都心部は基本的にエリートが多かったが、何がやばいのかわからん。

・3年目で2割、5年目で3割、7年目で4割が辞め、30過ぎで残っているのが半分くらい。
 →多分そんな感じ

・雰囲気は体育会系なところがある。
 →支店は支店長、部は部長による。特に明治の体育会系はやばい。

・怒られることがあっても感謝されることは都銀においてはほとんどない。またそのようなやりがいを感じたことはほとんどない。
 →人による。感謝されることもたまにある。やりがいは人それぞれ。

・都銀は勝ち組ではない。絶対にオススメしない。同期はオリックスに行って楽しそうにしている。
 →勝ち組ではないが、ススメル。ただし、ずーと勤めようとは思わないこと。
 はじめにコンサバの王道の銀行にはいってスパルタで鍛えられれば、4~5年でどこでも耐えれるようになる。

・都銀にはすでにステータスなど存在しない。今はトヨタや日立などのメーカーへ行くほうが絶対にいい。お客さんからもうっとうしい存在としか見られていない。
 →銀行→メーカに転職したから言うが、最初は銀行が良い。銀行のときの苦しみがあるからこそ、今はメーカのありがたさや、楽しみや、楽できている。

・特に大企業は、銀行からの融資をかなり嫌がっている。
 →業績の良い大会社はその傾向があるが、最近はコミットメントライン等でそれなりに銀行も工夫している。

・学生時代、野心家でもほとんどの方は2年で野心もくそもなくなる。奴隷みたいなものなのでこの仕事は。
 →野心家は2~3年で辞めて起業していった。

・ほとんどの上司がDQN。倫理もなにもありません彼らには。
 →それはない。よほど人間関係が悪いのか、洞察力がないのか、レベルの低い支店にでもいたのだろう。やはり人間的に魅力的な人が多い。
  それと、良いとこの子が多い(大会社の部長の子とか)

・都銀から外銀への移籍はほとんど無理。
 →良く知らんが、周囲で聞いたこと無い。

・オープンからIBやコーポにはほぼいけない。毎年1%もいない。
 →良く知らん。

・たぶん夢を語ってるのは一年目の行員だけ。今の支店にも一年目の行員が一人いますが、入ったときは威勢がよく、次はIBへいきたいと豪語していましたが今は飲みに行くと「いつ辞めよう、いつ辞めよう」と私に嘆いてきます。これが現実だと思ってください。
 →夢見て入る奴や、能力が高いと信じている奴ほどこの傾向にある。

・オープンも自律的なキャリアを売りにしているが、学生へのアピール戦略。 内部ではROEもキャリアもクソもない。
 →わからん。オープンが無かったから。

・リテール重視で大企業営業はあまりない。都銀では大企業向けをやりたいという人にはほぼ、やりたいことはできない。
 →最近はリテ重視。大企業向けは実はつまらん。本当に出来る人は中小企業を担当したがる。

・本店は売って欲しい商品やして欲しい取引を推奨してくるが、現場のニーズと全くマッチしていない。しかし、銀行では下の立場の人間が上の人間に意見を言うことはゆるされない。支店も本店には意見をいえない。
 →有力支店ならガンガン文句を言う。弱小支店には在籍した経験がないのでしらん。
 本部は年度の目標値設定でそのあたりを明確にする。
 (IBの配点ウェイトを高めるとか)

・業績をあげられる人はプライドを捨てられる人、どんな状況でも笑顔な人、奴隷になりきれる人が業績をあげている。営業センスっていうのは笑顔な奴隷になれるかどうか。
 →まあ、そうかもしれん。中小企業ではお客さんに気に入られたもの勝ち。

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32~39冊目

2007-12-16 20:27:11 | Weblog
転職活動のせいで大分さぼってしまった。
簡略的になってしまうが、とにかく読んだ本とタイトルを書く。

○32「ニッポン最古巡礼」高田京子・清澤謙一、2007、新潮新書
感想:日本最古の電信柱など、マイナーな最古品を集めている。
左に写真、右に解説があり、読みやすい良書。


△33「ネット取引勝株のカラクリ」2004、マネーライフ社
感想:株取引の基本の本で、素人には丁度良い本でした。


○34「アメリカ重要人物100人」向江龍治、2001、中経出版
感想:アメリカの重要人物について、政治経済の面から100人挙げています。
アメリカの勢力図がよくわかる良書です。

◎35「コンサルティング入門」内田和成、2007、ゴマブックス
感想:元BCGの内田さんが、自身の持論も含めて、コンサルタントの醍醐味を語っている良書です。コンサルタント志望のヒトには大変良い本だと思いますが、
あくまで内田氏は大成功したコンサルなので、その辺は頭において、
読んだほうが間違いはないと思います。


○36「1分マスター仕事術」神沢順・西田徹、2007、中経出版
感想:2ページほどに仕事のポイントがかかれており、手軽に読めます。
忘れかけた基礎的なことを思い出したいときにさくっと読む本です。


○37「100億円はゴミ同然」坪井信行、2007、幻冬舎新書
感想:証券会社のトレーダーの実務話が中心で、臨場感が伝わる良書です。基本的な内容なので学生にもよいと思います。


△38「本田宗一郎」本田宗一郎研究室、2007、アスペクト
感想:本だ宗一郎の数々の伝説と一まとめにした本ですが、
礼賛しすぎていて、脚色と事実が混同してます。
宗一郎万歳の本です。


○39「世界の名景50」渋川育由、1997、河出書房新社
感想:写真がとてもきれいで、カッパドキアとか本当に行きたくなる一冊です。
定年後は本書をたよりに海外旅行を計画したい。

あと、残り約3ヶ月で40冊か。1カ月10冊以上はきついな。

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