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横浜FC戦

2012年10月21日 | Weblog
水前寺の素晴らしい雰囲気、多くのファン・サポーターが見守る中での横浜FC戦、ホントに悔しい結果となってしまった。

好調の横浜FCを相手に、今の自分達がどこまでやれるのか、ホントに楽しみにしていた一戦だった。

横浜のサッカーは、中盤でボールポゼッションしながら、前線の大久保、カイオといった高さのある選手にボールを配給する攻撃的なスタイルで、熊本としては、中盤の主導権争いに負けないように、積極的に仕掛けることが大事だった。あとは、相手のサイドバックのポジションが良くないので、サイドでイニシアチブを取ること、これが狙いだった。

前半、立ち上がりは良かったと思う。高い位置でボールを奪えていたし、中盤での主導権も熊本が握っていた。サイドで数的優位を作り、何度かサイドを崩してチャンスを作れていた。ただ、サイドで手数をかけ過ぎることが増えてきて、クロスやシュートといった、やり切る回数が減り、逆に悪い取られ方をしてカウンターを食らうシーンが増えてしまった。

ボールの回し方も良かった。ボランチが一人ディフェンスラインに入ってボールを受け、もう一人のボランチと中盤の自分やジュンキが加わって、中盤でのボールキープもよく出来ていた。

しかし、その中でもイージーミスと言われる簡単なミスが何度かあり、課題となる部分も見られた。相手に隙を見せるという意味でも、個々が意識して減らすよう努力していかなければいけない。流れが良い時ほど、そういうミスを減らし、相手をねじ伏せるくらいの圧倒力が欲しい。

失点の場面も、一瞬の隙を狙われたわけで、そういうズル賢い部分というのは、今のチームには足りないのかもしれない。

前半が終わり、ハーフタイムにもっとやり切ることを確認しあった。クロスやシュートで終わる意識をもっと強く持とうと、選手間で話し合った。

後半に入り、クロスの回数、シュートの場面も増えて、一方的な内容になった。ビックチャンスも多くあったと思うが、一点を死守する横浜のゴールを最後まで割ることができなかった。

クロスの質、最後のシュート場面での落ち着きなど、課題の残る内容ではあったが、負けて言うことではないかもしれないが、選手の中には"やった感"というか、充実感はあったと思う。

前節町田戦では、内容が悪い中でも勝利をものに出来たが、今回は内容の悪くない中での敗戦ということで、サッカーの難しさを痛感する一戦となった。

正直、互角以上の試合を出来たと思っているし、今のお互いの順位を比べても、なぜ⁇という気持ちにもなる。この敗戦でプレーオフへの進出が出来なくなってしまい、何とも言えない虚しさがある。

自分たちの力不足を感じると同時に、来季に向けた昇格への想いが強くなった。残り3戦、天皇杯も含めて、来季こそ目標を達成できるように、大事に一戦一戦戦って行こうと思う。

モチベーションは高い。自分たちに立ち止まる理由はない。ファンやサポーターの皆さんには落胆させてしまったと思うが、最後まで声援を送り続けて欲しい。

今日の試合を通じて、今のチームなら6位以内にいてもおかしくないと。。。あまりこういう「たら・れば」を言うのは好きではないけど、どうしてもそういう気持ちになってしまう。

この悔しい気持ちを忘れる事のないように、来季を意識した日々を過ごしていけるように、高い志を持って過ごしていきたい。

今日は素晴らしい雰囲気を作ってくれて、ホントにありがとうございました。また次も頑張ります!変わらぬ声援をよろしくお願いします。