主税日記 - 藤本主税公式ブログ

ロアッソ熊本 藤本主税の素顔がわかる公式ブログ!

町田戦

2012年10月15日 | Weblog
勝ったね。ホンマによく勝ったなぁというのが正直な印象。勝つことの意味を充分すぎるほど噛み締めた試合だった。

アウェイの連戦から戻ってきて、中3日での町田戦、精神的にも肉体的にもハードな中で、できる限りの準備をして臨んだ一戦だった。

町田は最下位のチームでありながら、ボールポゼッション率は1位という、現代サッカーの真髄を取り入れてはいるものの、結果が真逆という不思議なチーム。

実際にプレーしてみても、ホントに最下位?と思うくらい、チームに勢いがあったし、ポゼッションもうまかった。守備でもプレッシャーが早かったし、サイドに入った時の囲い込みも迫力があった。

前半はその勢いも上手く交わせていた場面があり、裏を取れたり、プレッシャーをかいくぐって逆サイドに展開したりと、ある程度は対処できていたが、後半になってからは疲れの影響もあって、思考力がついて来なくて、特に個人的な事をいえば、パスがくる前の準備が悪く、止めて考えるプレーが多かった。それによって相手のプレッシャーに呑まれてしまい、ボールを失う回数も増えてしまった。

全体的にもコンビネーションをしようという意図はあるものの、少しのタイミングのズレがミスを招いてしまい、悪い取られ方をすることが多く見られた。

カウンターから危ない場面も招いたし、今日の試合は雄太のスーパーセーブにことごとく助けられた。ホントに雄太は素晴らしかった。J2でここまで止められるGKは他には居ないと思う。改めてGKの存在の大きさを痛感した。

あと、セットプレーの重要さも、今日は怖いほど再確認できた。タケの先制ゴールもそうだし、ダイスケの2点目なんて、全く点を取れる流れがない中での一発。あれで町田の選手もガクーンと精神的なダメージを食らっただろうし、逆に熊本にとってみたら、勢いを取り戻す大きなきっかけとなった。

これほど勝敗を左右するセットプレーの重要さ、この比重の大きさを痛感した。

正直内容は良くなかった。でも勝ったのは熊本。

これがこの試合では全てで、連勝する、上位に食い込むというのは、こういう試合をものにできるかどうかがホントに重要になってくる。

いつも良い試合をして勝つ、それに越したことはない。でも、苦しみながらも泥臭く守り抜いて勝つことの重要性を、この試合でみんな良く理解したと思う。

勝つことで得られる本物の自信、これがチームには足りなかったものだと思うし、ここ数試合で見せるみんなのパフォーマンスは、まだまだではあるけど、本物の自信に少しずつ近づいている証拠だと思う。

連勝してきて、久しぶりにホームスタジアムでの試合、最下位のチーム相手に、ファンやサポーターの方達の期待に応えなければいけないという目に見えないプレッシャーがあった。でも、それを乗り越えて勝ち取ったこの一勝は、より一層自分たちの成長を加速させる要因になったと思う。

ただ、内容は悪く、課題も浮き彫りになった試合ではあるので、しっかりと足元を見つめて、もっともっとという気持ちを持ち続けて、更なる成長にむけて努力し続けなければいけない。

慢心、現状維持は後退を意味する。

チームの目指すところはJ1昇格、数字上は厳しいかもしれないけど、可能性のある限り挑戦し続ける責任が自分たちにはある。

まだまだ書きたいことは山ほどあるけど、今日はこのくらいで。。。

2日間のOFFをゆっくり休んで、また来週から次節横浜FC戦に向けて準備をしていきたい。

今日もたくさんの声援、ホントにありがとうございました。ホームの地の利を存分に発揮できた試合だった。心から感謝したい。

久しぶりのホームでのカモンロッソ、最高に気持ちが良かった。またみんなでやりましょうね!

ホントにありがとうございました!!!