茶臼城は広島県三次市三和町敷名にあるお城。
大きく北郭と南郭に分かれており、間に大堀切がある。
全国的に珍しいのが、北郭の西斜面にある7条の畝状石塁。
『石垣の城を極める! ~廃城をゆく 6~』に取り上げています。
お城への行き方など、詳細はこちらをご覧ください。
畝状石塁 写真だと分かりにくいかな? ごめんなさい。
大堀切
茶臼城は広島県三次市三和町敷名にあるお城。
大きく北郭と南郭に分かれており、間に大堀切がある。
全国的に珍しいのが、北郭の西斜面にある7条の畝状石塁。
『石垣の城を極める! ~廃城をゆく 6~』に取り上げています。
お城への行き方など、詳細はこちらをご覧ください。
畝状石塁 写真だと分かりにくいかな? ごめんなさい。
大堀切
今年5月に広島県へ行った際に訪れたお城。
大富山城は、その日の9時頃から雨の予報だったため、6時半頃に訪れました。
主郭部(北尾根)と南尾根部から成り、その間の堀切まで車で行けます。
主郭部は同心円状に郭があり、下方に石積みが見られました。
南尾根部はかなり南北に細長く、途中はだらだらした地形。
南端郭の2方向に三重堀切、その東郭の先端にも三重堀切があります。
これが最大の見所かな?
また、車で来ることができた堀切から西斜面へ下りると、畝状竪堀が見られます。
雨が心配だったので、速足で見たつもりでしたが、それでも2時間はかかりました。
とにかく広いので、時間に余裕をもって見学するべし。
詳しくはこちらをご覧ください。
篠向城(ささぶきじょう)
住所:岡山県真庭市三崎(地図)
標高419mの笹向山に築かれた篠向城は比高約270mの山城ですが、城の西側・大庭地区から林道が山頂近くまで通じており、城内まで車で行けます。
ただし、林道は舗装されているものの幅が狭く、急カーブや急斜面の箇所有。
(図面の「二ノ丸」と「一ノ丸」の間まで車で行けるので楽々な山城)
縄張図付の解説板が幾つか設置されていますが、全て「曲輪」を「囲輪」と記載していました
畝状竪堀が見ごたえたっぷりのお城です。
本丸南側の畝状竪堀
三ノ丸西側の畝状竪堀
太閤ヶ平は無線中継所用の車道が山頂までついていますが、一般車の通行禁止なため、だらだらと3.5kmもの距離を歩かなくてはいけません。
どうせ歩くなら・・・やっぱり鳥取城から十神砦や羽柴秀長陣、鳥取城攻め大防御ラインを見ながらの方が有意義です。
歩く時間も、車道だと約50分、鳥取城本丸からだと約1時間と、さほど違いません。
城は、さすが秀吉!良い仕事するねぇ。。。と感嘆するほど楽しめます。
東の虎口と空堀
東の土塁
南虎口
南東の土塁
太閤ヶ平の北方から望む鳥取城
鳥取城三の丸から北東尾根へと下ると、十神砦の案内があります。
三の丸から5分もあれば行けるので、鳥取城を訪れたら一緒に見ると良いと思います。
郭内は削平されておらず、大岩があります。物見程度にしか使えなさそうですが・・・
眺望が素晴らしく、太閤ヶ平も見えます。
虎口がしっかりしていて
虎口付近には石が詰まれ、主郭東面の石積みも遊歩道から確認できます。
石見銀山一帯は、世界遺産に登録されてから交通規制が布かれたため、山吹城へ行きにくくなってしまいました。
以前は、竜源寺間歩まで車で行けたので、すぐ横の登城口から登れたのに。
今回、石見銀山&山吹城に半日を予定していました。
ところが、朝から雨。
午前中行く予定だった山城はパスし、幾つか平城巡りに変更。
そして、お昼頃に石見銀山世界遺産センターへ行き、ランチを採ってから世界遺産センターにて予習。
その後、大森代官所(石見銀山資料館)を見学していたら、雨があがり、急に晴れ間が見えてきました。
石見銀山では、竜源寺間歩も是非とも見学したいところ。
ところが、この竜源寺間歩までは2.3kmも歩く必要がある。
山吹城の登城口はこの竜源寺間歩のすぐ手前にあるので、行くなら同じ日に両方とも行ったほうが良い。
雨なら山吹城は無理なので、後日にしようと思っていたのだけど、晴れてきたから今日行ってしまおう!
石見銀山一帯は集落があり、住民もいらっしゃるので交通規制を布いたようだけど、ココに来た観光客は竜源寺間歩も見学したいという人も多いはず。
銀山公園から竜源寺間歩まで、30~60分に一本程度、シャトルバスのようなものを出してくれたらいいのになぁと思いながら、2.3kmてくてく歩きました。
ちなみに、山吹城の登城口は、他にもう1箇所ある。
その登城口は清水寺の近くにあり、竜源寺間歩より1.2km程手前。
そのため、こっちから登るという手もあるのだが、あまりオススメしない。
ひたすら石段を登る道であるということと、この石段が老朽化しているのか?カタカタ動いたり、傾いたりして危なっかしいからだ。
ちなみに、こっちから登ると城の北側から取り付く。
なので、この最初の登城口は通り過ぎ、竜源寺間歩の手前の登城口から登ったほうが良い。
こっちも階段部分が多いけれど、道はしっかりしている。
そして、こっちからだと城の南側、畝状竪堀があるところに取り付く。
銀山公園から道中チョコチョコ間歩の入口などを見て、歩くこと35分で漸く登城口に到着。
そこから15分程登って畝状竪堀に。
世界遺産になったので以前より整備されているかと期待していたのだけど、全然ダメ。
以前と同じ藪で、畝状竪堀と分かる写真が撮れない。
更に登り曲輪に入って愕然。
一面藪。
あまりの光景にショックが大きかった。
以前訪れた時は、畝状竪堀以外は綺麗に整備されており、切岸がとても美しかったのに!
写真で比べてみると・・・
主郭南の横堀
今回
8年前
主郭
今回
8年前
虎口の石垣
今回
8年前
登城口までこんなに歩かなくてはならなくなったから、訪れる人が激減してしまったためか?
世界遺産となり、ほかの整備に力を注いだために、山吹城はないがしろにされたのか?
楽しみにしていたのに、こんな酷い藪状態だとは!憤りさえ覚えるほどでした。
山陰を中心とした長期遠征から昨日帰りました。
こんなに長い遠征は初めてで、体力がもつか不安だったのですが大丈夫でした。
毎日、お城めぐりをする夢のような日々で、本当に幸せ一杯。
全部で137城回り、初訪問は97城。
天候にも恵まれ、思った以上に順調に回れたので日程に余裕ができ、1日は北九州にまで足を延ばしていました。
行きたかったお城はほぼ全部行け、中国地方は暫く行かなくても大丈夫!というぐらいに大満足でした。
明日からは現実が・・・
仕事で暫く帰りが遅くなりそうです。
遠征の報告は落ち着いた頃に。。。
昨夜出発して、今日から山陰遠征スタートです。
2年前は岡山、昨年は広島に続いて、今年は鳥取・島根・山口を回ろうと思っています。
なのに、1城目は岡山県津山市の矢筈城。
先回、岡山を回る際、場所が少し離れていることと、比高が426メートルもあり、半日はかかるということでパスしてしまいました。
今回は、通り道ということで訪れることに。
その後、景石城、若桜鬼ヶ城へ。
大移動の直後に登る城を訪れたので今日はお疲れ。
若桜鬼ヶ城は再訪だったのに、こんなに良い城だったっけ?とビックリ!
先回は9月中旬に訪れており、結構草が生えていたから印象が違うんですね。
滅茶苦茶楽しめました。
高山城は、新高山城から沼田川を挟んだ東の山に築かれているお城です。
住所:三原市高坂町真良
このお城、北尾根と南尾根に分かれたH形をしており、間の鞍部は馬場になっています。
そうとは知らず、以前訪れた時は南尾根のみ見て帰ってしまいました。
イワオ丸が本丸だと思ったんですよね。
今回は、ちゃんと見るぞ~と思い、まだ見ていない北尾根に入る搦手道から登りました。
15分程で北尾根の本丸に着きます。
本丸と扇の丸の間の堀切
石垣があちこちにあります。
扇の丸南方の石垣
若宮跡の表示があったので行ってみたら、藪の中を結構進んだ先にありました。
南尾根は眺望の良いイワオ丸を中心に東西に郭が連なります。
東側の出丸には西側に土塁があり、その西にしっかりした堀切があります。
また、この付近にも石積みが見られます。
イワオ丸の西にも長い郭が続きます。
城域が広いので、藪の部分も多いです。
また、散策する際は最低でも2時間はみておきましょう。
沼田川西岸を北上すると、登城口の案内があり、駐車場も完備されています。
比高186mの山城ですが、10分も登れば番所跡で、ここから遺構が楽しめるのでさほどしんどいと思いません。
番所跡は3段で構成され、しっかりした土塁と石積みが見られます。
この背後に堀切があり、その上に匡真寺跡があります。
匡真寺跡は広く、石列や庭園跡と思われる池跡があり、瓦片が散乱しています。
更に登ると、竪堀や石段があり、中の丸にいたります。
中の丸の東が本丸で、その奥には一段高い詰の丸があり、石仏が沢山祀られ、対岸の高山城が見えます。
新高山城の解説が流れるボタンがあるのが面白いです。
本丸北には大手門跡があり
その下は釣井の段で、井戸が6つもあり石垣も見られます。
釣井の段から西側の曲輪を見上げた切岸が素晴らしいです。
この西曲輪と本丸との間の堀切や虎口の石積みも見応えあります。
中の丸の西方には石弓の段、西の丸、北の丸があり、この西下斜面の畝状竪堀にも感動します。
ここから南の段郭を下り、途中から中腹を回り込むと下方の鐘の段に行けます。
鐘の段も広く、土塁があり、空堀が巡っています。
こんなに色んな遺構が見られて、大満足!
また、宗光寺(三原市本町3-11-1)山門は移築門です。
三原城へ行かれる際に、寄ると良いです。
整備されてビックリ!といえば、駿河丸城もです。
住所:北広島町大朝
浜田自動車道「寒曳山PA」から東南東へ約500mのところにあります。
県道5号を走っていると道路に案内板が出てくるので、迷わずに行けます。
この城、先回(2007年のG.W.)訪れた時は酷い竹薮で、歩くのも大変でした。
ところが、遠めに山が見えた時、綺麗になっているのでエッ?と驚き。
登城口から見ると
竹が全然ない!!
再訪した甲斐があったと大喜びです。
本丸と二の丸が馬蹄形をしており、この2つの郭に囲まれた部分が屋敷跡といった感じです。
屋敷跡なんて本当に竹薮の中を掻き分けて何とか歩いていたのに、それがこんな素っ裸になっています。
右手が本丸で、正面から左手が二の丸です。
伐採された竹が山積になっています。
本丸と二の丸の間の堀切
本丸 北側に土塁があります。
二の丸にも北側に土塁があります。
本丸北側の横堀
この北にも曲輪があり、折れ曲がった横堀や道と思われる遺構もハッキリ見られます。
酷い藪で嫌な思いをしたので、今回パスしようかと思ったのですが、時間があったこともありやっぱり寄ってみて良かったです☆
広島遠征で一番気に入ったお城が鏡山城です。
場所は、東広島市西条町鏡山2丁目
鏡山公園の南側にあります。
このお城、畝状竪堀が北・南・東斜面にあり、西端は二重堀切で断ち切っています。
2007年のGWに訪れた時は、藪の奥に何とかやっと遺構が確認できる程度で、さほど感動もしませんでした。
図面を見る分には素晴らしいお城なのになぁ・・・と思っていたものですが、今回訪れてみてビックリ!
登っている途中から、木々が伐採され竪堀が綺麗に見える!と感動するも、ココだけ整備したのかな?
ところが、行けども行けども、どこも見やすく整備されていた。
南斜面の畝状竪堀もこんなにハッキリ見える。
北斜面の畝状竪堀もこんなに綺麗に見渡せる。
ちなみに、先回訪れた時はこんな感じ。
とても同じ付近の写真とは思えません。
通称「中のダバ」(2郭)から「御殿場」(主郭)方面を見る。
曲輪はもともと整備されていたので、さほど変化は無い。
主郭西の二重堀切
ここも整備されています。
とにかく、城内のどこもかしこも綺麗になっていました。
おかげで、遺構がバッチリ確認でき、とても楽しめます☆
厳島神社のすぐ北側にある豊国神社は、勝山城があったところです。
神社はちょっとした高台にあり、五重塔が建っているので、遠くからでもすぐに分かります。
社殿の基礎部分が見られるようになっています。
こういうのってなかなか見られないので、面白いです。
向こう側まで通り抜けしました。