お盆休みは、山形・新潟へ行ってました。
夏でも見られるお手軽な平城や、整備された山城を回ってきました。
平城はさほど時間がかからず見られるので、全部で45城も行けました。
暑い時間は中断して涼んだりしていたのに、この季節にしては上出来です。
新潟の大葉沢城は、夏でも畝状竪堀がしっかり見られて楽しめるので、またまた行ってきました。
何度訪れても満足できるお城です。
さほど登らなくても良いのも、ありがたいですね。
とはいえ、シーズンオフで普段ほとんど運動をしていないので、これだけでも疲れました。
住所:新潟県村上市大場沢(地図)
主郭に立つ看板の鳥瞰図は主人が描いたもの。上手ですね。
西側の堀切
畝状竪堀
先週は、奥飛騨と富山・石川へ遠征してきました。
一日雨に降られたものの、随分と整備された七尾城を見ることができて満足です。
ただ、最後に訪れた富山のお城で熊を見かけました。
今年は熊の目撃が多いようですので、皆さん気を付けてくださいね。
陸上自衛隊新発田駐屯地内にある「白壁兵舎」は、1874年(明治7年)建設で、現存する木造兵舎では最古のものらしいです。
そして、一説には、この兵舎は新発田城本丸御殿等の廃材も利用しているとか。
と、聞いていたので、建物に入った瞬間、天井を見上げてしまいました。
館内はリニューアルされて、傷みが激しい床等は新しい木材を使っている所も多く、そんな古い建築物に見えませんが、柱等の木材はそのまま使用しているとのことです。
新発田城のすぐ西側に「白壁兵舎広報史料館」があります。
白壁兵舎広報史料館: 入館無料、無料駐車場有
開館時間:9:00-16:00(月曜休)
詳細はこちらをご覧ください。
戦争関連の展示が多くとても充実しています。
これだけでも満足ですが、一角に新発田城コーナーもあります。
また、新発田城が窓越しに見られます。
ちょっと違った角度から写真が撮れるので、新発田城へ行かれた際はこちらも寄ってみると良いかと思います。
大葉沢城を後にして移動中、青太郎さんからメールが届きビックリ。
今、大葉沢城に来たら、登城口のノートに私たちの記帳がありしかも日付が今日ってことでメールをくださったのだ。
せっかくすぐ近くに居るので、急いで連絡を取って江上館で合流することに。
その後、新発田城へもご一緒させて貰ったのですが、途中から土砂降りの雨になっちゃいました。
おかげで、雨粒がくっきり映る写真になっちゃったかと。
私は新発田城は何度か来ているので、さほど写真撮らなくてもいいかなぁと思っていたのですが、青太郎さんは初訪城だったので申し訳なかったです。
そして、もともと翌日に新発田城へ行こうと思っていたので、予定通り訪れたら、この日は晴天でした。
お盆休みは新潟へ行っていました。
その際、以前、主人が頼まれて描いた大葉沢城が看板になってお城に立っていると聞いたので、ちょっと見に行ってみました。
山城は久しぶり。
この時期に大丈夫かなぁ?と思ったものの、山頂付近に神社があるおかげで登山道は参道になっていて歩きやすかったです。
しかも、城内もかなり草刈が行き届いていたし、主郭まで10分もかからないので、夏でも十分楽しるおススメのお城です。
(ただし、蚊は居ました)
まずは、看板を目指したら、主郭にありました!
でも、見た瞬間にエッ??
普通、描いた人の名前を入れるでしょう。
「村上市教育委員会」としか書いていないとは、なんてこと?
非常識だなぁと思ったものの、ひとまず図面にて見所をチェック。
西の二重堀切
南斜面に続く畝状竪堀
写真でこれだけハッキリ分かるお城って数少ないのでは?
しかも、50条ぐらい連続していて圧巻。
東側の大堀切
以前はここで引き返してしまったのですが、図面を見たら東峰にも遺構があるようなので、行ってみました。
東峰も道がしっかりしています。
そして、南側には長い土塁が続き、東先端にはこちらにも畝状竪堀が。
ただし、こっちは畝が小さく、数も4条ほど。
大葉沢城
住所:村上市大場沢(地図)
城は普済寺の背後の山に築かれており、手前の公民館が登城者用駐車場になっています。
ここから案内に従い、神社の参道を登ると良いです。
また、普済寺からも登山道があるため、東峰からお寺へ下山することができます。
先週の土日は長野へ行っていました。
早朝4時出発だというのに、日付が変わった頃に気持ち悪くて目が覚め、そこから眠れず。
挙句の果てに、ずっと気持ち悪くてムカムカし、食欲もなし。
とはいえ、以前からずっと行きたかった信州の山城。
雨天延期などでようやく行けることになったのに。
と思うと、やはり行くしかない。
ということで、まずは葛尾城へ。
今回は、西尾根から登り、岩崎城経由で葛尾城へ。そこから南尾根の姫城へ下り、そこから中腹を通って岩崎城経由で登山口へ下山するルート。
登り始めて10分弱で比丘尼石。
更に10分強で岩崎城。
岩崎城はダラダラしていて、これが一番明瞭な遺構かな。
それにしても、ちょっと動いただけでゼイゼイ息切れするし、気持ち悪いしで休憩してばかり。
おかげで、ご一緒して下さった方にご迷惑をおかけしてしまいました。
何とか葛尾城まで登り切り、ほっと一安心。
主郭背後の二重堀切が素晴らしい!
更に幾つか堀切があり
北端には石垣が。
大満足して、今度は姫城へ。
坂城神社からの登城道との分岐から更に下ること15分弱で到着。
姫城の城域に入るすぐ手前に「比丘尼石」へ向かうルートの表示がありました。
ここから岩崎城方面へ戻るようです。
姫城は主郭土塁や前後の堀切がしっかりしていて、ちゃんとした城でした。
ここから岩崎城へ戻るルートは、泉平と呼ばれる広い削平地からハッキリせず。
とはいえ、案内して下さった方がGPSで確認しながらで、迷子にならずにうまく戻れました。
結局、下山まで私が歩くのが遅すぎたせいで3時間半ぐらいかかっちゃいましたが、何とか歩けて良かったです。
このルートなら姫城から登り直す必要もないので、葛尾城へ行くなら、このルートがおススメです。
こんな体調だったのに、この日は更に黒丸城、寺山砦、西城と回り、ヘロヘロ。
しかも、戻しても気持ち悪いのはおさまらず、食欲も全くなくて一日何も食べられず。
やっぱり健康第一ですね。
善根冬城は、新潟県柏崎市善根にあります。 地図(「国土地理院ホームページ」)
登城道がないとのことだったので、八石神社の背後から尾根に登り、そこから南尾根へと進みました。
ところが、尾根に出た瞬間から酷い藪。
少し進むと小さな堀切があったものの、背丈より高い藪に閉口し帰ろうかなぁと思っていたら、前を行く主人が大堀切があると教えてくれたので更に進むことに。
(「国土地理院ホームページより」)
大堀切
更に進むと、今度は度肝を抜くような高い切岸
登るのが大変な個所がありました。
最高所となる主郭付近はさほど大した見どころはなかったのですが、そこから西尾根へ進むと、西斜面に畝状竪堀が。
これが、土塁のコブ一つ一つがとても大きくて、畝状竪堀というより畝状竪土塁といった感じ。(写真だと分からないですね)
見応えはかなりあるのですが、城内が藪なのと、登城道が無いのが残念です。
秋葉山城は、新潟県十日町市丙(地図)にある秋葉山に築かれています。
西麓に登城口を示す標柱があり、
12分程で秋葉神社が鎮座する曲輪に至ります。
この曲輪に説明板もありました。
城は、南北にのびる尾根上に築かれており、神社のある曲輪が一番北側で、さらに南に2つ曲輪があります。
そして、曲輪と曲輪の間には堀切が施されています。
このV字の鋭い堀切だけでも見ごたえたっぷりなのに、最南端の曲輪の背後(南)にはナント9連続堀切があるのです。
写真ではその凄さが伝えきれなくて残念ですが、ここまでくると驚きを通り越して、何でこんなに?と呆れてしまうぐらい。
今の時期でも藪漕ぎせず遺構がしっかり確認できただけでも素晴らしい!
先日の2日間の新潟遠征で一番楽しめたお城でした。
先日の3連休は久しぶりに山城めぐりをしました。
新潟県の柏崎・十日町近辺を回ったのですが、ナント1城目で足がガクガクになってしまいました。
比高370mの善根城。
G.W.以来の山城ですっかり体力が落ちており、ゼイゼイしながら登ること約50分。
それでも登りはまだマシだったのですが、下りで足に力が入らなくなってしまい、途中、後ろや横向きに歩いたりで何とか下山。
10分以上後から下山を開始した主人たちに抜かされてしまいました。
こんなことでは、次のお城はもう無理かしら?と思いきや、移動の5~10分でナントか回復。
根性で結局1日回っちゃいました。
しかも、次の城は酷い藪城で2.5時間もさまよい歩いたり、更に比高130mが2つと比高100mが1つ。
夕方からは山城は無理なので、日暮れまで丘城をしぶとく回ったり。
とはいえ、足がパンパン。
来月からは本格的に山城巡りを再開しようと思っているので、それまでに歩くようにして体力をつけなくては!
武田氏の家臣屋敷跡に説明板が設置されているというので回ろうと思っていましたが、どこにあるのかサッパリ分からず。
やみくもに歩こうかと思っていたら、武田神社正面入口に向かって左手(お土産屋さんの道路を隔てた真ん前)に地図がありました。
何の手がかりもなかったことを思えばとてもありがたいのですが、説明板はこの地図とは若干違う場所にあることも多く戸惑いました。
3ヵ所程回って、説明板は地図近くの通り沿いに置いてあることが多いと分かったものの歩き疲れたので、武田神社の西~北にある屋敷は車で回りました。
山本勘助の説明板は、地図とは全然違う場所にあり、地元の方に聞いて漸く発見。
古府中町2号公園にありました。(地図)
また、横田備中守の付近は工事をしていたので発見できず。
とはいえ、ほとんど巡れて満足です。
山梨へは何度か行っているのですが、躑躅ヶ崎館は城好きになった当初に訪れて以来の訪城でした。
「大手門周辺ゾーン」が整備されていてビックリ!
大手石塁 この下からは三日月堀が検出されたようで、武田氏の時代は丸馬出があったようです。
大手東側北虎口の虎口と石階段
大手東側北虎口の北側土塁
大宮城は、地権者が白馬村史跡に指定されているのを知らず、無届で整備のため重機を使用して倒木の撤去等を行ったため、一部遺構が破壊されてしまったことが問題になっていました。
そこで、今秋より原状復帰作業を行うようです。
また、大宮城の現地見学会を開催されるようですので、興味のある方は足を運んでみてはいかがでしょうか。
日 時 平成26年9月27日〈土〉 午前10時~午後12時30分
場 所 三日市場大宮城跡 集合三日市場神明宮駐車場
内 容 戦国末期の山城築城技術と武田氏信濃侵攻について
講 師 国立大学法人信州大学地域戦略センター長
信州大学 副学長 笹本 正治先生
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