ちえぞー往生こいたでいかんわ!

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倭城めぐり(金井山城)

2009年02月20日 | お城(その他)

東莱邑城の後は金井山城(クムジョンサンソン)へ行くことにした。どちらも地下鉄の駅から少し距離があるので、通りに出てタクシーを拾った。車だと2~3kmの距離なので、あっという間に到着。タクシー代も劇安で、3000ウォン(旅行時のレート 100ウォン=約6.5円)くらいだったと思う。
要するに、日本語ができないタクシーならこんなに安いのか?それなら、朝から普通にタクシーを拾えばよかったなぁ。目的地の韓国語さえ調べておけば何とかなるものだから・・・と思った。

金井山城は韓国最大の山城で、城壁の長さが17337mもあります。この城壁で取り囲まれた総面積は8213平方km。城壁の高さは1.5~3mあります。
最初は新羅時代に外敵からの防御のために築かれたようですが、現在見ることができる城跡は、文禄慶長の役の後、海上の防御や抗戦のために城壁を再度築いたもののようです。
その後、20世紀前半に日本軍が破壊したのですが、1972年から東西南北の4つの門を復元しました。

4つの門を全て見たかったのですが、それだと1日がかりになるので今回の日程では無理。仕方なく、南門のみ見ることにしました。南門は金剛公園からロープーウェイに乗り、そこから歩いて20分ほどで到着します。

金剛公園


ロープーウェイを降りて山を登って行くと、城壁が見えてくる


城壁は長々と続いていて、かなりカッコいい


南門


東莱邑城や金井山城を見ていたら、もっと韓国のお城も見たい!と思った。また、倭城を訪れる機会があったら、今度は韓国のお城や史跡も見る時間が欲しいけど、倭城ももっと見たい。。。

倭城めぐり(東莱邑城)

2009年02月19日 | お城(その他)

今回は倭城ではなく、韓国のお城・邑城です。

釜山母城を後にして、次はタクシーで東莱邑城(トンネウプソン)の前まで連れてってもらいました。車内で、調子の良いタクシーの運ちゃんは日本のCDを流しだしました。これで機嫌を取ってくれたのだろうか?

本当は地下鉄の駅から歩いてこようと思っていたので、ロスタイムを少し稼げたようです。
先に、東莱邑城の前にあった福泉洞古墳を見学し、それから東莱邑城の資料館へ入って、お楽しみの東莱邑城へ。

北門  この両側に白い城壁が復元されています


西将台方向へ進んだところから見た北門と北将台(正面の山の山頂)


北将台


北将台から見下ろした福泉洞古墳


城壁がとてもカッコよくてすっかり気に入ってしまったのと、思った以上に上り下りしたので、長い時間この東莱邑城を楽しんでいました。こういうのを見ると、もっと韓国のお城も見たい!と思います。

東莱は朝鮮時代、釜山の中心地で、東莱邑城は東莱の邑全体を城壁が取り囲んでいた。文禄・慶長の役の際は宋象賢を中心とした朝鮮軍を小西行長らが攻め落とした。

倭城めぐり(釜山倭城(釜山母城))

2009年02月09日 | お城(その他)

倭城めぐり4日目は自力で釜山市内を回った。
まずは釜山倭城(プサンウェソン)へ。直線で1.5km程離れた釜山子城(子城台・釜山支城)と区別するためにこちらを釜山母城と言ったり、釜山鎮城と言ったりする。
地下鉄の駅からちょっと離れてるので、最寄の駅からタクシーを拾おうかとも思ったけど、他にもチョロチョロ動くのでホテルからタクシーで行くことにした。
ホテルでタクシーを手配してもらったら、日本語ができる運ちゃんだと半日で15万ウォンもした。思ったよりかなり高い。2時間だと6万ウォンとのことで、これでも高いけど取りあえずこれで移動することにした。

ホテルの人に最初から東区図書館へ行きたいと言っておいたので、ホテルの人がタクシーの運ちゃんに行き先を東区図書館と言ってくれていたけれど、タクシーに乗ってからも運ちゃんに東区図書館へと日本語とハングルで言っておいた。途中、図書館の建物が見え、あそこ!と会話した。そっちへ向かって坂を上がりだし、クネクネ道を進んだかのようだけど、図書館が見えてから思った以上にタクシーは進んだようにも見えた。

運ちゃんは、あそこにも寄りますか?と、関係ない施設とかへも連れて行こうとするけれど、「行かない。東区図書館へ連れてってください」と答える私。
公園や建物が見えてきて、運ちゃんが「ココです」と降ろしてくれた。早速、公園内を散策するものの、持ってきた縄張図や、Sさんが見所を書き込んでくれた図面と一致する場所がない。

広い公園だから、場所が違うのかも?と思い、城域にテニスコートもあるようなので公園に居た地元の人にテニスコートの場所を教えてもらった。しかし、そっちへ行ってみるもそこも図面と一致する場所がないし、どこも城跡っぽくもない。
更に公園の斜面を上がり下がりして探すも分からず。再度、公園に居た地元の人に今度は図書館はどこですか?と尋ねたら、あらぬ方向を指しだした。うーん???

何か他に目印はないものか?と歩き回っていたら、公園名が書いてある案内板を発見。ナントそこには「デモクラシーパーク」と書いてあった。全然違うじゃん!!30~40分、時間を無駄にしたし、歩き回って疲れてしまった。調子の良いタクシーの運ちゃんめ!!と思いながらタクシーに戻ると、今度は運ちゃんが居ない。どっかに行ってしまったようだ。仕方なくタクシーの前で運ちゃんを待っていたら、10分程してやってきた。

運ちゃんに、「ここは東区図書館じゃない。デモクラシーパークだよ。私は東区図書館に行きたいのだけど!しかも車に居ないから待たされた。」とちょっと怒り調子で言った。運ちゃん、「あっ、そうですか」とナビに行き先をセットしだした。あれだけ何回も行き先を言ってたのに、一体何だったのか・・・

次は本当に東区図書館に到着。この付近から釜山子城が見える(手前やや左よりのこんもりした小山)。


子城との位置関係からしても間違いないようだし、図面と地形が一致する。ホッと一安心して城跡を見て回りだした。
釜山母城は公園やテニスコート、アパートになっているが、石垣があちこちに残っているし、全体の雰囲気もよく掴める。


アパートの方へ下りて行くと、虎口の石垣もあった。


タクシーの運ちゃんのせいで一時はどうなることやらと思ったが、ちゃんと見られたのでまぁヨシとしよう。それにしても、既にホテルを出てから1時間半以上経ってしまった。本当は、ここから最寄の地下鉄の駅で降ろしてもらい、そこからは地下鉄で移動しようと思ったのだけど、時間がかかったのは明らかにタクシーの運ちゃんのせいだ。ということで、次の目的地まで乗せてってもらうことにした。

途中、通りから見えた像を指し、「あれは李舜臣だ。韓国人なら誰でも知ってる英雄だ。生まれる前からみんな知ってるよ。」と運ちゃんが言った。それは違うだろう!!だって、あの像は倭城めぐり初日にガイドさんに教えてもらっていたけど、李舜臣じゃないんだもん。本当にいい加減な運ちゃんだ。

倭城めぐり(亀浦倭城)

2009年02月06日 | お城(その他)

この日の最後は亀浦倭城(クポウェソン)を案内してもらいました。このお城は、文禄2年に小早川隆景らが築城したとのことです。
洛東江東岸の丘陵上に位置しており、釜山地下鉄2号線「徳川駅」からも歩いて10分程なので、自力で簡単にいくことができます。

徳川駅から北へ歩き、高速をくぐると右手に下の写真のガソリンスタンドがあります。このスタンドのすぐ手前を右手に入ります。


少し坂を上がると、お寺があります。(写真は駐車場からお寺方面を見上げたところ)


このお寺の手前を右手に行き、ちょっぴり背の高い大仏様?(立像)を右手に見ながら進むと城跡です。

登城道を上がっていくと石垣が見えてきます。
本丸石垣


本丸


堀切もあります


城跡は石垣が藪に覆われて見難いところがあったり、畑になってる部分も多いですが、一部公園になっていてそこそこ整備されています。道もちゃんとあり、石垣も沢山見られて楽しめるし、釜山中心部からも行きやすいのでオススメです。

城跡から先程のお寺麓の駐車場へ戻る途中、洛東江や高速を見下ろすこともできます。