あっ!!昨日の検査技師さんだ!若くてとっても感じのいい子だったので嬉しくなりました。
一気に脳内のアドレナリンが躍り出てきました!!
これだけでも、結構検査への嫌悪感も弱まるというものです。
すっかり気をよくしてくつろいていられたのもつかの間。
そのうち他の看護師さんが現れ、造影剤の説明を始めたのです。
無知な私は造影剤ってイメージ的にバリウムみたいに「飲むもの」だと勝手に思い込んでいたのでした。
しかし造影剤って「注射」だったんだ~~~~!!
ほえ~~~!!また痛い思いをするんかいな・・・
いや、これも我慢我慢!
透析の患者さんは一日おきにすっごく太い注射をしているんだから!!
それを思ったら罰が当たる!!
一時頑張ればいいんだから!!
説明では、造影剤を注射すると身体が熱くなってくるそうな。
誰でもそうなので心配しないように。
造影剤はおしっこと一緒に出てくれるので、帰宅後はなるべくたくさん
水分を摂る様に。
説明が終わり、いざ針を刺す瞬間が来ました!!
「はい、ではちょっとチクッとしますよ。いきま~^す」
あぎゃ~~~~~~~~っ!!い、痛い・・・・
これは痛かった。
注射でこれほど痛かったのは近来稀だ。
そして説明どおり、次第に股間の辺りからジワジワ~~~っと熱くなってきて、
まるでうっかり漏らしてしまった時のような妙な感覚を味わいました。
点滴スタイルでの針だから太かったのか下手くそだったのか、とにかく痛かった・・・
両手はバンザイしてくださいと言われたけれど、刺したところが痛くてなかなか両腕が
上に上がらない・・・
でに頑張って上げました。
するとCTが動き出し。撮影が開始されたのです。
もうその頃には、身体の熱さはすっかり消えていました。
今回のことで、随分いろいろな初体験してるなあ。
途中、自動ガイダンス(?)で
「息を吸ってください。はい。止めてください。楽にしてください。」
が3回くらいあり。暫く沈黙が続いた後終わりました。
もうこの頃はもうすっかりお疲れモードでヘロヘロ。
やっとの思いで内科外来へ向かったのでした。
案の定、内科外来は午後3時を回ってもまだ大勢の患者さんが待合室を埋め尽くし。
重苦しい空気が充満していました。
健康な人でもこの中にいたらきっと具合が悪くなるだろうな・・・
途中省略
1時間程待ち、やっと呼ばれて先生のお話を聞きました。
「どうも、お疲れ様でした~~~。
肺と胃の方は問題ありませんでしたよ。転移はないようですよ。
でも、ほら。こことここの部分(CTの画像を見ながら)、これが
ちょっと疑わしいんですよね?(この先生あくまでも「癌」だと思ってるな!
まだわからないじゃん!!)
15日に結果を聞きに来てください。
たぶん詰まってしまうので、なるべくやわらかいものを食べるようにして
気をつけて過ごしてください。」
確かにCTの画像を見ると、食道の途中に白っぽい腫瘍らしきものがあり、
かなり細くなっていましたが・・・・
調べてみなけりゃわからんぜよ!!
15日までの地獄の日々が始まりました。
でも、それまでたくさん明るい事考えて楽しく過ごすぞ!!
おわり。