にこにこ堂「ちえまる本舗!」

編み編み大好きなハマのおばはん。闘病の日々ですが、明るい気持ちで頑張っています!!負けないぞ!!

奇跡が起こった!!

2005-01-30 | 脳幹出血
私は一気に奈落の底へ落とされました。体中の力が抜けて床につっぷし、どのくらいの間号泣していたでしょうか・・・持ってきた携帯も、ブルブル手が震えてすぐに落としてしまって自分でも何をしているのか全くわからなくなっていました。
看護師さんが心配して「お水を飲みなさい」と紙コップを持ってきてくださいましたが、それも落としてしまい、ますます頭が真っ白になりました。
しかし、彼のお母さんやお姉さんには知らせないといけないので、震える手で、何とか携帯から名前を探し、先生に知らせていただいたのです。
後で聞いた話ですが、その時先生も声がうわずっていたそうです。それから主人はとりあえずICUに運ばれ、処置を受けていました。一時間くらい経った頃でしょうか、彼のお母さんたちが到着し、後で知らせた友人達、姪っ子夫婦、私の母も脳外科の待合室に到着。倒れた時の様子や主治医からの話などを聞かれ、たどたどしく説明するのですが、自分でも何を言っているのかわからない状態だったと思います。
そのうち主治医がICUから出てこられ、こうおっしゃったのです。
「今ね、ご主人の手が動きました、とてもいい動きなので希望を捨てずにがんばりますので、奥さんも頑張って!!」しかし絶望のどん底に突き落とされた私は、ただ泣きじゃくるだけでした。とにかく、「あと二時間で呼吸が停止する」という言葉だけが体中を駆け巡っているのです。とても聞き入れる余裕などありませんでした。
その日は病院からの連絡待ちということで、母に抱えられて実家へ帰りました。電話が鳴るたびに心臓が飛び出るくらい驚き、一睡もできませんでした。ところが、その晩主人はなんとか持ち越したのです!信じられない!あと二時間どころか、二日も頑張りとおして生きていてくれている!!
主治医も驚き、「まだ大きな山はたくさんあるが、こんなに生命力の強い人を今まで診たことが無い・・・」とおっしゃっていました。

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