私が販売の仕事をしていた頃、何が一番イヤだったかと言うと、
「日曜祭日の売り場」
だった。
どうしてかというと、家族連ればかりだったからだ。
楽しそうに買い物をしている光景を見ると腹立たしくなってきて、蹴飛ばしてやりたくなった。
あまりにむしゃくしゃして早退した事もあった(笑)
どうしてそんなに家族連れがイヤだったのだろうか。
母子家庭だったからかな・・・
淋しかったんだろうね、きっと。
確かに羨ましかったんだと思う。
でも、自然と治ってしまったよ。
淋しくなくなったからだね。
淋しいなんて思わなくなったからだね。
病院関係の仕事についてからだったと思う。
変わってきたのは・・・・。
水商売や販売員やってた頃が一番グレていたかもしれない。
毎日惰性の一人暮らし。
なにやっても満たされない毎日だった。
でも、身体の不自由な患者さんの中で仕事をはじめてから、淋しいって思わなくなった。
不思議だよね。
今でも病院へ行くと元気になってくる。
こんなに大勢の人が病気でつらい思いをしている。
なにひとつ不自由な思いをせずに、元気で生活していられることに感謝しなくては!!
今では、「淋しい」の「さ」の字でさえも、私の中から消え去った