先月、一本、「国連憲章下でいかに安保理などの主要機関は人権侵害に対応できるか」というテーマで論文をあげたことは先日のブログで触れました。
(結構ひどい出来だと思ったのだけれど、まあなんとか、教授のひとの良さに助けられて無事通過。)
さて、今学期末までの論文が三本。
一本はレポートに毛が生えたようなものなので、実質二本。
International Investment Lawのクラスは、試験か論文か選べるのですが、授業が結構難しいので、論文に逃げてみた。
テーマは「多国籍企業の行動指針(Code of Conduct)と労働権」。
まあ、要するに、先進国の企業が途上国に工場を作ってひどい労働環境で現地の人を働かせてるのはどうなのよ?という話です。
他方で先進国の途上国での投資というのは、途上国の経済発展に不可欠なものではあるのですが。
発展と人権はどっちも大切なので、どういうふうにバランスを取っていくか、その中で企業の行動指針って有効な手段なんじゃないの?というあたりが主題です。
ビジネスと人権というテーマを個人的に胸のうちに持っているので、ちょっとそれを書こうと思っています。
Children's Rights in International Lawという人権のクラスでは、「カカオ農場での児童労働」というテーマで論文を書きます。
カカオの一大産地のコートディボワールの農場では子供が過酷な状況で働かされている・・・それをどう防ぐか、そういうカカオを買っているチョコレート会社の社会的責任は、というあたりを掘り下げていくつもり。
勘のいい人ならお分かりでしょう。
二つの論文の基本的テーマは同じ(笑)。
自分に興味があるところを掘り下げていったら、同じになっちゃった。
そうそう、チョコレートは大抵児童労働の産物ですよ。
M&M'sとかNestleとかHershey'sとかはアウト。
明治と森永は調べても分からなかったけど・・・多分アウトだと思います。
でもチョコ食べないと論文書けないんですよね。
チョコを食べるのをやめた方がいいのか、児童労働の論文を書いた方がいいのか、どっちが子供の人権のためになるのか悩む日々。
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アウトじゃないチョコレートってあるの?
ベルギーのコート・ドールは、どうでしょう?
http://www.cotedorus.com/cotedor/page
ホームページに、ショコラティエがアフリカまで旅して行って、カカオ豆を見つけてきた、、みたいな歴史ストーリーが載ってるし、
今は、きっと大量生産だから、やっぱり児童労働に頼ってるかなぁ。
アウトじゃないチョコレートは、「Fair Trade Chocolate」と言って、ちょっと高級なスーパーとか行くと売ってるらしい。
Cote d'Orって見たことないなあ。ちょっといいスーパーに行ったら売ってるのかな。
Nikeと言えば、私の中ではDream Houseの住人のTくんなんだけど…。
別の人と勘違いしてしまいました。
ただいま論文ではNikeのあら捜し中です(笑)。
あらがないと論文が展開していかないんだけどー(笑)。
あらがあったかどうかはまた報告します。
ちなみにLevi'sは結構いいらしい。割としっかり下請工場の労働法遵守を管理してる。
スタバもどこかのCSRの論文でほめられてた。
論文の行き先としては、「会計基準と同じように、CSRも外部的に各社同じ基準で評価する仕組みが必要。そうしないと投資家や消費者が判断できない。」と提言する予定なので、そのFair Tradeの認証機関の話は面白そうだね。