私はシャケじゃないのよ

留学のことを言うと言われること。
「日本人の代表として頑張れ」
「日本のために頑張れ」

あ~う~。
私、日本代表になるつもりも日本のために働く気もさらさらありません…。
そもそも国際機関で働きたいのは、世の中の人々のために働きたいだけで、特定の国家の利益のためではない…。
そして代表?ってぴんと来ない。
自分のお金で行くのになぜ国家を背負う必要が?

確かにね、海外言ったら「日本人としてどう思う?」って聞かれます。
でも「普通の日本人は○○○って言うだろうけど、わたしは×××って思う」って答えるだけです。
まあ、大体私が海外で心のままに振舞うと「Yukita…、君はtypical Japaneseじゃないよな」って言われますから、相手も一般的な日本人はこんなやつじゃないと気づいています。

日本の恥になるようなことをするな、ならまだ分かります。
でも、私は日本国のプロモーターではありません。
私は私らしくやりたいように生きるだけ。

だって、日本人であることはoriginではあるけれどもdestinationではありませんから。
私はシャケじゃないのよ。
生まれた川に戻る義理はありません。
物理的にも精神的にも目的地は日本じゃありません。

私の人格が日本人として生まれ育ったことに大きな影響を受けていることは否定しません。
でもだからと言って「日本的であろう」とか「日本の代表として振舞おう」というのはちょっと違う気がします。

意思決定のあるべき姿とは、過去・偏見・先入観・思い込みを捨てて、あらゆる選択肢を検証し、一番よいものを選び取ること。そうでしょ?
自分の進む方向を選ぶときに一番楽しそうなものを選ばなければいけないのに、生まれなんかにとらわれてられないわ。


【追記】
ライス国務長官は黒人だけど、自分が「黒人」ってことにとらわれてないわよね。彼女は外交や国際関係(特にロシア)が専門でずっとそれに従事してきたのよね。あんまり人種問題に注力したりしない。(黒人社会は数少ない黒人パワーエリートの彼女が人種問題の解決に力を入れるよう期待しているにもかかわらず。)「黒人だから人種差別撤廃に邁進しなきゃ!」というのがない。彼女は素直に自分が一番重要だと考えているテーマ(国際社会の安定と平和の構築)に取り組んでるのよね。

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本性をあらわした大学院

部屋を探すために授業の2週間前にNY入りできるよう航空券を取っていたのですが、
思いがけず寮に入れたので、
「いやった~い、2週間バカンスだわあ♪」
と浮かれていました。

もうガイドブック熟読して、
このお店行こう♪
このミュージカル行こう♪
この美術館行こう♪
学校始まったら遊ぶヒマなんてないしなっ♪

と夢見ていたのです。

そんなところ大学院様から一通のメール。
「サマースクールのために教科書1冊資料230ページ読んできてくださいねっ

げ、げ、げ、げ~~~~!!!

アメリカの大学が容赦ないことは昔の留学で知ってるけどもさ!
うちの大学院がそれに三つくらい輪をかけてヒトデナシなのも聞いてるけどもさ!

なにも学校始まる前から地獄に突き落とすことないじゃーん・・・。
単位も来ない1週間のサマースクールなのにぃ・・・。

さっそく大学院のおっとろしい本性を垣間見てしまったのでした。(多分まだ序の口)

とゆーことで人生は甘くありません。
山を乗り越えたらそこにあるのは次の山です。(知ってます、ハイ。)

少なくとも予習できる2週間があることを幸運に思おう。(でも絶対ちょっとは遊んでやるぅ!)

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片道切符

買っちゃいました、NY行きの「片道」航空券!
今まで海外は往復航空券しか買ったことなかった~、感激!
(滞在ビザがないと片道は買えない。)
NYのあと世界のどこに就職するか分からないし、なんとかして日本以外の場所に行きたいから。

ビザも無事おりました。
テロ以降、ビザは米国大使館まで行って領事との面接が必要。
といっても、駅の切符売り場みたいなブース(あの、透明な板にぶつぶつが空いているやつ。)で若い兄ちゃんとちょろちょろ話すだけ。
領事「英語勉強しに行くの?」
私「・・・法律だってばさ。(書類見てよ。)」
領事「あ~、ここの大学院か。ここって今全米ロースクールランキングいくつ?」
私「・・・(そんなのビザに関係あるのかいな)」
領事「や、ただの好奇心なんだけど。」
私「・・・(さっさとビザ許可してよ。)」

住みかも決定。
いっぱいであきらめていた大学の寮に幸運にもキャンセルが出て、住めることになりました~。
いやはや超売り手市場のマンハッタンでアパートを探すのは結構気が重かっただけに、
通知をもらったときは小躍りしちゃいました。(うちの大学院受かったときよりうれしかったかも。)
寮は、Greenwich Villageにあり、校舎は目の前という好立地です。
劇場やカフェやクラブがわんさかあるエリアで、さて誘惑に勝てるのか!?という人生修行の場です。

ところでGreenwich Villageの発音は?
日本の本だと「グリニッ」「グリニッ」で分かれています。
表記的には「グリニッ」だよな~。
調べてみたら、英国の正式な発音では「グリニッ」。
(ほら、標準時のグリニッジ天文台があるでしょ?あれもGreenwich。)
でも現地のNYでは「グリニッ」が正しいみたいです。


【大学と寮の場所】


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はなむけの言葉

社内でじわじわと私の退職の話が広がっているところです。
今日、エレベータホールで他の部の部長との立ち話で。

部長:「退職するんだってね」
私:「ええ、実は・・・。」(ああーその次何言われるだろー、びくびく)

部長:「いいんじゃない、留学。求めよ、さらば与えられん、だよ。」

うんうんうん、そうですよね~~~。
人の別れのはなむけに、こういう言葉を贈れる人ってすばらしい。

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最後は勘。

Hillary Rodham Clinton "Living History"




Hillary Rodham Clintonの自伝『Living History』をAudiobookで今聞いています。

ヒラリーが自分で朗読しているので、字面追うより彼女の感情が直に感じとれておすすめです。
まだ途中までしか聞いていませんが、なかなか面白い。

ヒラリーとビルはYaleのLaw Schoolで出会い、付き合い始め、
ビルは結婚を何度も申し込むのですが、ヒラリーは決めかねて断ります。
自分の将来も決まってないのに南部の田舎のアーカンソーに引っ込む決心がつきません。
そしてビルは故郷のアーカンソーに帰って就職してしまいます。

ヒラリーはLaw School卒業後DCでニクソン大統領の弾劾委員会の仕事を
終えた後、
思いがけず知人からアーカンソーでの仕事を持ちかけられます。

ヒラリーは「やっぱりビルといたい」と思い直し、すべてを捨ててアーカンソーに引っ越します。
友達も家族もいない未知の地のアーカンソーに。

アーカンソーへ向かう道の途中で、ヒラリーは、ドライバーを買って出てくれた友人に何度も何度も
"Do you know what you are doing?"
(あなた自分のやってることわかってんの?)


と投げ掛けられます。
そりゃそうです。
全米トップのLaw Schoolを出て、ニクソン弾劾なんて大きい仕事をして、
DCやNYにいればバリバリのキャリア人生が築けるのです。
無限の可能性が手の中にあるのです。
それをアーカンソーなんて南部の田舎の貧しい州に引っ込むのです。

でもヒラリーは聞かれる度に

"No, but I'm going, anyway."
(分かんないけどとにかく行くんだってば。)


と答えます。

迷ったときは彼女は心の声を聞いて行動します。
心は絶対アーカンソーに行くべきだと言っていると。

"My heart told me that I was going in the right direction."
(私の心はこの道は間違ってないと言っていた。)
とヒラリーは確信を持っていました。


やっぱり迷ったときは自分の直感に従うべきですよね。
直感は、今までの知識と経験がすべてインプットされた自分の体から出てくるものです。
だからそうそう外れません。
私もぐちゃぐちゃ悩んだけど、最後は勘です。
国を出た方が絶対幸せになれるって。

I'm going, anyway.

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会社辞めます。NY行きます。

A tiny, tiny part of my dream came true.  
It's only a little but I did finally begin at least.

ご報告です。
この夏に会社辞めます。
New Yorkに行きます。 
大学院に入学します。
国際公法を専攻して卒業後に国連などの国際機関での就職を目指します。

ついにやっちまったい。
自分の手で人生を切り開くってやばいくらい快感。

17のときから長年あっためてきた計画。ふふふ。

高2のときに国際公務員になろうって決めました。
そのために国際法の強い大学を選び、交換留学で国際関係論を学び、国際法のゼミに入りました。
国際機関に入るには数年の実務経験と修士号が必要なので、
日本の企業で法律家としての経験と学費を貯めました。
去年の春から大学院受験の仕込みを始め、やっと大学院の試験にも通ったので、アメリカに行きます。

今の生活も悪くはないのです。
食べるには困らない程度に安定してるし、
仕事はかなり面白いし、
上司は本当に尊敬出来て信頼出来るし、
同僚も最高に気が合う。
このまま行けばそれなりの人生が送れるでしょう。

これを手放すのは正直未練があります。
この生活が得難いものだとも知っています。
そして、本当に国際機関に就職出来るのか、就職してもやっていく実力があるのか、もちろん不安です。

でも迷いません。


とにかく思いっきり生きてみたいの。
きつかろうと無謀だろうとフルスロットルで人生走りたいの。
やりたいことを試してもみないで指くわえてばあさんになってから後悔するなんてまっぴらごめん。
40歳のある朝に目覚めて突如「私には夢があったのにそしてそれを達成する若さもお金もあったのになぜ挑戦しなかったんだろう」とだけは死んでも思いたくない。

やらずに後悔よりやって後悔。
スクを取らずにリターンなんてあるものか。
人間には人生に失敗する権利がある。
無理を通して道理を引っ込めさせろ。
人間到るところ青山あり。
ふるさとは遠きにありて思うもの。
タナボタなんて落ちてくるわけないんだから自分で和菓子屋に買いに行け。
人生言ったもん勝ちでやったもん勝ち。

要するにそういうことです。
日本には帰ってきません。

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