チョコの論文

コートジボワール(←西アフリカの国)のカカオ農場での児童労働の論文を書いています。
カカオといえばガーナでしょ、と思っていたのですが、
コートジボワールが世界の生産高の30%超で一位。
日本はほとんどガーナ産のカカオを使ってるみたいだけど。
(100円の板チョコはロッテのガーナが一番おいしいよね。)

調べてみたら、
マリとかブルキナファソとかトーゴとかの貧しい国から子供がたくさん売られてきて、
コートジボワールの農場で強制労働させられてるそうな。
要するに奴隷。
奴隷ってアメリカの黒人奴隷のイメージしかなくて(つーか、リンカーン)、
昔のことだと思っていたら、
現代でも奴隷ってたくさんいるらしい。
世の中には知らないことがたくさんあるものだ。

児童労働なら世界中に例は事欠かないのだけれど、
なんでカカオ農場を選んだかというと
・・・チョコが好きだから。
他に児童労働が問題になっている電気機器やじゅうたんや洋服より、
チョコの方が調べてて楽しいでしょ。
「チョコレートのできるまで」とか調べてるし。
そんな不純な動機で論文のテーマを選んでしまう院生。

さてさて前回、教授にアウトライン持って行ったら、
結構ダメ出しされたので、
次回の面談では教授をぎゃふんと言わせるドラフトを持って行きます。
オーストラリア人だからぎゃふんって言わないかもしれないけど。

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論文・論文・論文

先月、一本、「国連憲章下でいかに安保理などの主要機関は人権侵害に対応できるか」というテーマで論文をあげたことは先日のブログで触れました。
(結構ひどい出来だと思ったのだけれど、まあなんとか、教授のひとの良さに助けられて無事通過。)

さて、今学期末までの論文が三本。
一本はレポートに毛が生えたようなものなので、実質二本。

International Investment Lawのクラスは、試験か論文か選べるのですが、授業が結構難しいので、論文に逃げてみた。
テーマは「多国籍企業の行動指針(Code of Conduct)と労働権」。
まあ、要するに、先進国の企業が途上国に工場を作ってひどい労働環境で現地の人を働かせてるのはどうなのよ?という話です。
他方で先進国の途上国での投資というのは、途上国の経済発展に不可欠なものではあるのですが。
発展と人権はどっちも大切なので、どういうふうにバランスを取っていくか、その中で企業の行動指針って有効な手段なんじゃないの?というあたりが主題です。
ビジネスと人権というテーマを個人的に胸のうちに持っているので、ちょっとそれを書こうと思っています。

Children's Rights in International Lawという人権のクラスでは、「カカオ農場での児童労働」というテーマで論文を書きます。
カカオの一大産地のコートディボワールの農場では子供が過酷な状況で働かされている・・・それをどう防ぐか、そういうカカオを買っているチョコレート会社の社会的責任は、というあたりを掘り下げていくつもり。

勘のいい人ならお分かりでしょう。
二つの論文の基本的テーマは同じ(笑)。
自分に興味があるところを掘り下げていったら、同じになっちゃった。

そうそう、チョコレートは大抵児童労働の産物ですよ。
M&M'sとかNestleとかHershey'sとかはアウト。
明治と森永は調べても分からなかったけど・・・多分アウトだと思います。
でもチョコ食べないと論文書けないんですよね。
チョコを食べるのをやめた方がいいのか、児童労働の論文を書いた方がいいのか、どっちが子供の人権のためになるのか悩む日々。

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冬から夏へ

先週は冬のコートに長袖のシャツにセーターにブーツだったのですが、
今週はキャミソールにビーサンです。
とても季節の移り変わりがドラスティック。今日は、27度・・・。

NYには春というものがないようです。
冬の次は夏です。
いきなり、がすっと気温が上がりました。
日本は三寒四温なんて悠長なことを言って、ゆるゆると時間をかけて気温が上がっていくのに・・・。

日本の文化は、絶え間なく移り変わっていくことに美を見出すんだと思うけど、
(桜は散り際が美しい、とか、秋が段々深まっていく、とか。)
それって季節の移り変わりがゆっくりだからなのかなと思います。
時間を掛けて、自然があらゆる姿を見せてくれるから、それを愛でるようになったのかなと。

あるいは、日本人の曖昧な国民性は、ゆったりとした季節変化に根があるのかも。
アメリカ人の白黒つけたがる感じって、「ばーん、冬!ばーん、夏!」という季節に起因するのかも。

場所の気候ってものすごく人間の考え方に影響すると思うんですよね。
数々の宗教が、発生地の気候を反映したものであるように。(例えば、腐りやすい豚肉は砂漠では危険だから、イスラムは豚肉を禁じた、とか。)

そこらへん、詳しい人がいたら教えてください。

余談1:NYはマグノリア(木蓮)がたくさんあってきれいです。(文末の写真参照。)咲いてるときはゴージャスできれいだけど、花びらが落ちるときはボトっと落ちるので風情はないです。桜が散るときの儚い感じはやはり日本人の美的感覚なのか。はらはらとどんどん散ってしまう桜に切なさを感じてそれが美しいなんて、アメリカ人にはわからんだろうなあ。

余談2:結局今年のNYの冬は思ったほど寒くなかったです、長かったけど。マイナス10度とか年末年始にあったけど、それ以外はおおむね東京の冬と変わらない。雪もほんの数回降っただけだし。もっとも、学校の目の前に住んでいるので、外気に当たる時間が一日10分以内だから、正確なことは言えませんが・・・。

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今年の釣果

今年のエイプリルフールのネタは
「NYに来て、女性に目覚めました。今年の夏にアメリカ人女性と結婚します。」
でした。
メールで友人に送ってみました。

一人、ひっかかった♪

毎年新ネタを考えるのが楽しみです。

ところで私がひっかかったエイプリルフールのネタは
「クリントン候補が大統領を断念し、オバマの副大統領候補になることを承諾」
というものでした。(判例検索サイトからのメールだった。)
こういうのって、多分に政治的意図を感じてしまいます。
だって、クリントンを支持していたら、こんなネタは言わないもの。
ネタの隠れ蓑で、「これはウソかもしれないけど、考えてみたらそれもアリだよな・・・」と人々に想像させてしまう。
2006年12月に、ベルギーの公共放送RTBFが「北部のフラマン地域が独立を宣言して国王アルベール2世がコンゴに亡命した」という架空ニュースを流したのも同じだなーと思います。あの時は、RTBFが後から「議論を喚起する目的があった」と説明したんですよね。地域間の溝を露呈する、すごく政治的な行動だったな。(ベルギーは南部と北部が仲が悪い。)
デマで世界は動いたりする。

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