光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

奥房総・久留里の新酒まつり③

2023年03月17日 | 日記

 3/5(日)ツレとJR東日本で一番採算の取れないローカル線久留里線に乗り、久留里で行われた第6回新酒まつりに行って来ました。何時もは木更津から乗る久留里線はガラガラですが、この日はかなりの乗客がいて、座る席を捜すのが大変でした。

 久留里の駅舎には久留里沿線の酒蔵の銘酒が5本置かれて酒好きの人たちの目を引いていました。駅から国道410号線を平山駅方面に250m位進むと藤平酒造と吉崎酒造があります。前回は藤平酒造を紹介しましたが、道路を隔てた所が吉崎酒造。大きな煙突が久留里の町の殆どの場所から見える吉崎酒造のランドマークです。

 吉崎酒造は寛永元年(1624年)創業、千葉県では最古の蔵元と言われています。上総の銘水・久留里の水と厳選した酒米で造られた清酒「𠮷寿」や大吟醸「月華」は久留里を代表する名酒として人気を博しています。

 吉崎酒造から右に50m位進むと割烹旅館・山徳。レトロな佇まいの建物です。ホームページによると、江戸時代から続く旅館(創業は幕末)で、館内には100年以上も経っている客室もあるそうです。以前のパンフレットによると、食事のお勧めは「うな重(税込み3850円~)」古き良き日本の郷愁宿で食す一日一組限定のうな重を味わってほしいとの由。

  この日は店頭で、生しぼり原酒の試飲と漬物の試食をしていました。沢山注文が来て商品が切れたので、早く店頭に持ってくるように工場に催促をしていました。

 そして山徳から10m位行くと久留里の湧水で一番有名な「高澤の水」。沢山の人が試飲やペットボトルに銘水を汲んで車に積み込んでいました。

 高澤の水の道を隔てた反対側にも自噴井戸があります。喉が渇いたのでこの銘水を頂きました。とても美味しい水で、喉の渇きも直ぐに癒されました。この井戸のある巾2~3mの道路は少し進むと久留里小学校や新井白石住居跡に行くことが出来ます。またこの辺りは武家屋敷跡が多く、塀に忍び返しの竹やりが付いた家も見られました。

 最後に平成22年(2010年)11月に完成した新町の井戸の側で、先程購入した久留里のパンを食べながら休憩。ここでも美味しい久留里の水を頂きました。

 その後帰りの時間がきたので駅に戻りました。途中久留里交差点角のいせげん呉服店の前を通りかかると、ツレがショーウインドウを指しておひな様が飾ってあると教えてくれました。かなり古いものらしく人形の数は少ないですが、凛としたお顔や服装に重厚感があり見とれてしまいました。