光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

木更津の風物詩-旧安西家住宅のひな祭り

2023年03月03日 | 日記

  2/25(土)ツレと太田山の旧安西家住宅で恒例のひな飾りが展示されていると言うので行って来ました。この日は小雨の降る寒い日でしたが、木更津市指定文化財の旧安西家住宅には、段飾りの雛人形が3組飾られていました。(2/15から3/5まで)

  安西家は、旧草敷村の村役人を務めた農家。草敷村にあつた安西家住宅を太田山公園内に移築復元した物で、江戸時代中期(18世紀)の建築と言われています。構造は間口13間、奥行き5間の寄棟造りの茅葺で、上総地方最大級の農家です。ひな飾りの見学は土間の方から入ります。

 ひな祭りは3月3日の上巳の節句(じょうしのせっく)に行われる行事。江戸時代までは旧暦の3月3日(現在の4月頃)に行われていました。しかし明治の改暦以降は新暦の3月3日に行われ、子供が野遊びで「草花びな」を作ったり、弁当や野外料理を食べたりする風習が基になっているようです。現代では女の子の健やかな成長を祈る節句になっています。

  安西家住宅の24畳もある広間に3つのひな飾りが飾られています。広間は黒光りがするほど磨き込まれ、ひな飾りの姿が写り込んで風情があります。

 何時もはひな飾りは2組なのに、今年は3組も置かれて見応えがあります。また広間の上がり口に生け花が飾られとても綺麗。外に出ると庭に植えられた梅が咲き始めていました。毎年ひな祭りの頃は、満開に近いのに今年は1~2分咲です。気温が低いせいでしょうか。