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光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

大わらじで疫病(新型コロナ)退散②-富津市関尻の民俗行事

2021年04月13日 | 日記
 
 4/4(日)富津市関尻地区で行われた「綱つり」と言う民俗行事は、疫病神を村に入れない様に全国的に行われている「道切り」の一種。村の人達で作った長さ約1.5m、巾約0.6mの大わらじを集落の境3か所に1つづつ吊り下げます。

 やって来た疫病神に「ここにはこんな大きなわらじを履く大男がいるぞ」そして「新しいわらじを履いて帰ってもらう」と言う願いが込められています。トップの写真は制作した大わらじと参加者たちの記念写真です。



 また大わらじに添えてある炭、杉の小枝、酒樽には、こんな意味があるそうです。炭は「私のでは疫病は済(炭)ました。」杉の小枝は、「このでは厄病が過ぎ(杉)ました。」と言うしるし。

 ただ厄病神を門前払いしたのでは、後の祟りが怖いので、酒樽でもてなし、新しいわらじをはいて帰っていただくとの由。



  記念撮影後3班に分かれ、大わらじを持って軽トラに積み込み設置場所に向かいます。





 私たちは県道88号線沿いに吊る大わらじを積んだ軽トラの後について行きました。



 吊られる場所はコンクリートで固められ、下げる鉄棒が付けられていました。大わらじを吊るし記念撮影をして、行事が終了しました。