光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

桜と菜の花のコラボ、万葉歌碑もあります!武田川・菜の花ロード 木更津市馬来田

2021年04月09日 | 日記
 
 カタクリの写真をブログにUPした際、万葉集にカタクリの花の歌が1首詠われているのを知りました。そう言えば木更津市馬来田地区にも万葉の歌碑が置かれているのを思い出しました。それに馬来田の武田川には桜と菜の花が満開との由、4/1(木)ツレと車で行って来ました。



 車は竹田川横の馬来田公民館に停めました。竹田川には桜の木が立ち並び、川面には桜の花が浮かんでいます。そして公民館駐車場の端には万葉の歌碑が置かれていました。
  「大君の 命かしこみ 出でくれば 我の取り付きて 言ひし子なはそ」
     万葉集巻20-4358 作者 種准郡上丁物部龍



 武田川に沿って真里谷(まりやつ)方面に400~500m位進むと、武田川コスモス・菜の花ロードの看板が見えてきました。菜の花の黄色が鮮烈に目に迫ってきます。桜は満開を過ぎ散り始めですね。





 川の側は桜並木、巾2m位の歩道の横には菜の花が咲いています。この地域の方が整備しているようですが、綺麗に清掃もされその苦労がしのばれる景観です。





  真里谷の山から流れ出る水や「いっせんぼく」等の湧水が集まり竹田川の流れになっています。そして1573年真里谷城主の竹田氏が米つくりの為に、ここに堤防と武田堰を作りました。その後何回かの改修を経て、約270㌶の水田を潤し防火用水や生活用水路として現在も利用されています。(川の説明板より)



  そして武田堰から約150m位行った所に万葉の歌碑があります。
   「馬来田の 嶺ろの笹葉の 露霜の濡れてわ来なば 汝は恋ふばそも」
      万葉集 巻14-3382 作者 不明
  ツレと行った武田川堰堤。桜も菜の花も満開で、見ごたえがありました。