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武蔵野つれづれ   第3の生活を自由人として

中国での体験記を記して参りましたが2012年の秋に帰国しましたので、これからは武蔵野での生活を徒然なるままに書きます。

第五段 天才バイオリニスト

2014-01-07 10:46:19 | 東京

オーディオルームで音質が良くなると新発見がある。
例えば、メンデルスゾーンのバイオリン協奏曲が好きで3枚のCDを持っており、これまではあまり差を気にせずに聞いていたが、新スピーカで聞くと1枚のCDの演奏が突出しているのが分かった。素晴らしくしなやかなのである。よほど老練の弾き手かと思って調べてみたら、何と17歳の時のアンネ・ゾフィー・ムッターの演奏であった。
ムッターさんは天才少女としてカラヤンに引き立てられていたらしい。ドイツで天才と認定され一般義務教育を免除され英才教育に専念したとのこと。世の中を楽しませてくれる天才ってのは菩薩の権現のように有難い。それ以降ムッターさんのファンになり他のCDをアマゾンから取り寄せた。

        

自然院の音楽を聞く姿勢も変わってきたように思う。以前は自分の好きなメロディーが出て来る箇所を中心に意識的に聞いていたが、最近では演奏に身を任せて聞くようになってきた。「音」を快く「楽しむ」ような感じ。だから「音楽」と書くのかなと独りで合点したりしている。


第四段 オーディオルームが欲しい

2013-12-29 22:40:19 | 東京

オーディオルームで心ゆくまで音楽に浸りたい。・・・・これは現役時代ずっと夢見ていた事の一つである。やるなら「今でしょ!」ということで取り掛かった。

先ずは防音のため、窓ガラスの内側にアクリル板を貼り、内側をパテで固めた。手作りの二重ガラスであるが、何とか効果はあるようである。

次に、音響装置。アンプは10年前に買ったDENON製の出力400Wを引き続き使うことにした。大型トランスが入っており重量は30kgある。パワーは重量で決まるというし、その後は大幅モデルチェンジも行われていないので不満はない。

問題はスピーカ。30年前に買った物があるが、音質は劣化している。試聴のため秋葉原に何度か通った。日本製はほとんどが5chに移行しているので、ピュア・オーディオ用としては欧米製から選ぶことになる。結局、英B&W社のスピーカから最大サイズに決めた。部屋の大きさから考えれば、一回り小さい物を選ぶべきだったかも知れないが、試聴してみると音の拡がり・迫力などから妥協はできなかった。

だとしても、このスピーカは高さ1m、重量30kgもある。物が到着してから開梱・台座設置が大変だった。さらにアンプとの電線接続も簡単ではなかった。電線は純銅の針金を被覆したオーディオ専用線を使う。両端の被覆剥きは専門店にお願いした。電線はすべて双方向かと思っていたが、この銅線は違っていた。すなわち銅線の上流側をアンプに、下流側をスピーカに間違いなく繋がなくてはならない。たかが電線だが、アンプの出力変動にスピーカが絶妙に反応してもらうためには必要な処置なのだろう。(そんな微妙な違いが分かるかと言われれば自信はないが。)

なんとかセットアップした。素晴らしい音が我がサンクチュアリに響いた時、苦労が報われたと感動した。万歳。オーディオ趣味は初期投資は若干掛かるが、後はCD代と電気代だけで何時間でも何回でも楽しめる事を考えると安いもんだ。これで実りある老後が送れる。


第二段 紅葉  (武蔵野つれづれ)

2013-11-22 22:14:14 | 東京

今年は6年ぶりに日本の秋を楽しめる。紅葉の写真を撮ろうと紅葉情報を見ていたら、この1週間ばかりは抜けるような青空が拡がり、朝はめっきり冷え込んだので、綺麗な紅葉があちらこちらで観れるようになった。良い日を選んで出かけられるのはリタイリーの特権だろう。

先ずは、都内でいち早く紅葉する国営昭和記念公園から。
 


近場の深大寺から。

ススキの写真も少し。

  

 


初段 「中国便り」から「武蔵野つれづれ」に変更しました。

2013-09-06 15:35:11 | 東京

武蔵野つれづれ 序段

 これまで中国での体験記を書いてきましたが、昨年10月に中国から帰国しましたので、中国の話は終了します。代わりに、帰国後の体験談を書くことにし、ブログのタイトルも「中国便り」から「武蔵野つれづれ」に変更します。

帰国によりフルタイムの仕事は終了しました。今は、仕事2分、趣味8分の生活です。仕事は大学で国際経営学を非常勤講師として教えることです。アカデミズムからは縁遠い私ですが、大学は今就職率と上げるためにグローバル人材を育成することが求められており、海外マーケティングの実務経験者にということで自然院にもお声が掛かったという次第です。現在、4大学(国立2校、私立2校)で教鞭を取っています。

 一方、趣味の方は、謡曲・仕舞、ギター、テニスなど。書道も再開したいのですが、なかなか時間がなくて、手がまわりません。


観世流仕舞「田村」今年五月武蔵野芸能劇場にて

こんな毎日ですが、この年になるといろいろ考えることが多く、たまには頭に浮かぶことを纏めてみたいという欲望が高じてきました。若さを保つ秘訣として、京大の名誉教授が「汗をかけ、恥をかけ、文を書け」と言っておられました。確かに「文を書く」というのは頭の総合運動になると思います。兼好法師は、「つれづれなるままに、日くらし、硯に向かいて、心にうつりゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。」と徒然草の初段に書いています。自然院もあやかって、そこはかとなく書いてみることにします。

つれづれなるブログに付き合うのはご迷惑かもしれませんが、たまには読んで頂き、共感したり反発して頂ければ大変嬉しいことです。