武蔵野つれづれ   第3の生活を自由人として

中国での体験記を記して参りましたが2012年の秋に帰国しましたので、これからは武蔵野での生活を徒然なるままに書きます。

第68話 庶民生活 1

2013-01-29 17:49:03 | その他の中国都市

これまで観光地の紹介が多かったので、今回は庶民生活について書こうと思う。

今は地方都市にも大規模マンション建設や地下鉄建設が進められており、古来の庶民生活は急速に変化しつつある。

 
左:北京の地下鉄建設現場。古い家屋は次々に更地へ。   右:上海の街改造。


古い家屋は次々と破壊されて、開発が進めれれている。

そんな急激な変化から取り残された下町では、昔ながらの生活が脈々と続いている。そんな風景は何故か見ていてもほっとする。


中国の都市は従来より、胡同と呼ばれる袋小路の長屋を単位として成り立っている。写真の奥が表通りへの入口。江戸時代の木戸番のようなもの。


リヤカーでの商売が主流。赤ん坊を抱いてフラッと出てきた感じのお母さん。飾らない姿。


車のボンネットに載せての衣料販売も。利用できる物は何でも利用する。


路上のカケツギ屋さん。ミシンひとつで行う。

  
公園は庶民の楽園。ハーモニカを吹くおじさんや、似顔絵を描くおばさんを取り囲む人たち。まだまだ素朴だ。


壁新聞に見入る人たち。新聞はまだまだ高いのか、老人たちが多い。

 

 


第67話 ボ-イングB787の事故に思う

2013-01-18 15:42:23 | その他の中国都市

先日B787に乗った。内装は全体にゆったりしているし、物入れなど細かいところにも工夫されていたし、トイレも快適だった。
特に驚いたのは窓ガラスの色が透明から濃紺までスイッチひとつで乗客が調整できるということだった。従って窓のシェードは要らない。ガラスの色が電気で自由に変えることができる技術があるとは知らなかった。


各乗客が自分の窓ガラスの濃さを調整する。

しかし、電気に頼り過ぎたのが、今回の種々のトラブルの原因だとも指摘されている。これからは、電池メーカと電気アッセンブリーメーカとボーイングの設計者で責任についての応酬が始まると思われる。日本の技術の評価が落ちない事を祈る。