武蔵野つれづれ   第3の生活を自由人として

中国での体験記を記して参りましたが2012年の秋に帰国しましたので、これからは武蔵野での生活を徒然なるままに書きます。

第32話 東日本巨大地震

2011-03-19 17:18:35 | その他

中国でも大地震のニュースは毎日特番で伝えられています。TVで日本で 被災者達が避難所で我慢づよく冷静に行動している画面を見て、「ああやっぱり日本人だなあ」というのが第一印象でした。そしたら数日後、同じ感想を世界の記者たちが、それぞれの国に報告しているのを知りました。
日本では当たり前のことですが、暴動や略奪や混乱がないことを不思議に思った私の目は、 いつの間にか現地化してしまっていたのかも知れません。 

地震発生から一週間が経ちますが、連日被害の様子や原発・放射能の恐れなどが映像で伝えられるため、中国人は日本中が住めない状況になっていると思うらしく、「家族ともども中国へ避難して来たら?」とか真剣に言ってくれる人もいます。

「日本の地震の影響で塩が無くなる」というデマが流れ、不安になった市民が北京を中心に買い占めたため、食料品店から塩が無くなったというニュースが出ていました。政府はTVで風評に流されるなと必死でPRしています。
日本の石油ショック時代のトイレットペーパー騒ぎを思い出しますが、あれは35年前。大阪万博は40年前、東京オリンピックは44年前。高度成長期の日本で起こった事が今の中国で順次起きています。