武蔵野つれづれ   第3の生活を自由人として

中国での体験記を記して参りましたが2012年の秋に帰国しましたので、これからは武蔵野での生活を徒然なるままに書きます。

第3話 湘江

2009-12-30 11:30:53 | 長沙
長沙市は湘江のほとりに発達した古都である。湘江は中国の大河の一つで南から北へ流れ洞庭湖で長江(揚子江)に合流する。橋を歩くと、渡りきるのに、小一時間を要する大きさである。


橘子洲鳥瞰。
(注)本ブログでは自撮写真にこだわっていますが、この写真だけは市の広報写真を使わして頂きました。

 大きな中洲(橘子洲)があり、長沙にシンボルとなっている。ここは、宋.元時代に盛んに描かれた代表的な風水画「瀟湘八景」の一つとだそうで、なかなか風情がある。日本でも、これを真似て「近江八景」や「金沢八景」が生まれたそうである。だから、ここは元祖八景ということになる。河岸は遊歩公園になっている。釣りをする人も多い。アマ、プロ取り混ぜて。




第2話 新と旧 2重構造の街

2009-12-26 00:13:29 | 長沙

 長沙には開発特区があり、種々の企業が入っています。従い、企業関係の新住民と、伝統的な生活を送る旧住民の二重構造となっています。華やかなショッピング街がある一方、その裏路地は貧しい土着民街という様相です。


写真:近代的なショッピング・ストリート 

最も賑やかな通りは、黄興路という歩行者路です。黄興は明治時代に日本へ留学し、孫文とともに辛亥革命を指導した人です。日本では孫文ほど知られていませんが、中国では孫文とともに革命の功労者として有名で、特に出身地の長沙では、英雄です。


写真:黄興の銅像がある黄興路。広い歩行者路にユーモラスな像や大道芸人のパーフォーマンスもあり、市民の買い物と憩いの場になっています。

 

 一歩裏町に入ると、伝統的な庶民の町です。

さらに奧に入ると(というより、街の大部分が)このような住宅です。