自然院は上海と日本を往ったり来たりの生活です。日本でもゴールデンウィークが過ぎた今頃になって、自粛ムードに覆われていた列島にも漸く本来の活気が戻って来た感じがしてほっとしてます。
今回は、少し景気付けに中国での行楽を書きます。
万博は昨年10月末に閉幕しました。予想どおり大阪万博を凌ぐ入場者数を達成しました。というより、政府が力ずくで達成させたと言う方が正しいかも知れません。地方の国営企業に動員をかけたり、上海市民にタダ券を配布したり ・・・・・。何が何でも目標を達成するのだという中国らしい、なりふり構わぬ施策がまた行われました。 会社の同僚達の中にも「タダ券をもらったから行ったが、2時間で出て来た。」なんてのもいます。
自然院もせっかく上海に居るのだから一度は行こうかとも思っていましたが、入場するのに数時間、人気館ならさらに数時間も待たされると聞くと二の足を踏んでしまいます。そうこうしているうちに閉幕してしまいました。
ところが、・・・・・・ 閉幕後1月経って、12月に中国館だけ半年間オープンすることになりました。中国館には、是非見たいと思っていた巨大ディスプレイがあります。それで出掛けました。かなりの人出ではありましたが、待たされることはほとんどありませんでした。期待通り、巨大ディスプレイはすごい迫力でした。
何がすごいかって?
1.まず、端から端までスクリーンの絵が繋がっています。
2.さらにその絵の中の人物や牛や船がエンドレスで動く。その動作がすごくナチュラルです。
3.時間も変化する。夜は夜らしく提灯の灯りが何とも言えない情緒を醸し出す。朝は光が眩しく思えるような雰囲気が出ています。
とにかく、こんなでかい物よくも作ったなあ。ハードもソフトも。さすが今の中国の勢いはスゴイ。素直に驚嘆できました。