大理からバスで3時間半。麗江に着く。ここは標高2400m。雪解け水が集まる落ち着いた街である。800年ほど前からチベットとの交易路茶葉古道の要所として栄えた街で、今でもオールドタウンにあたる古城地区は昔のままの家並みが保存されており、世界遺産となっている。
古い屋根の甍が連なる古城地区。
街中を水路が網の目のように張り巡らされ、その水は生活用水となっている。
【左】水の街のシンボル、巨大水車 【右】水路で食器を洗う。
水の街らしく魚料理が多い。魚は火鍋といって野菜などを混ぜて煮る料理や、揚げ物にする。
【左】川辺のレストラン
【右】魚料理を注文したらコックさんが前の池から魚を捕って来てくれた。これを食べるんだ。新鮮!!
街中は、日本でいえば飛騨高山か萩を大きくしたような感じ。売っている物は、ほとんど観光客向けの土産か飲食店である。生活の匂いはあまり無い。まあ、こちらも観光客だから、それでも良いが。
【左】古城入口 【右】寺院の柱。この太さに圧倒される。
この地区にはナシ族という少数民族が住んでおり、象形文字であるトンパ(東巴)文字を使う。このトンパ文字、エジプトの象形文字と比べると、例えば動物の目など実に可愛いく、好感が持てる。若しこれが中国の国語になっていたなら、中国も日本も今とは随分違った文化になっていたかも知れない。
幼稚園の子供の絵のようなトンパ文字。実に可愛い。
「ナシ族の宮廷料理屋」という意味の看板。上段にトンパ文字が書いてある。
「西」は陽が傾いている様を、「官」は家の中で人がいばっているような、実に微笑ましい文字だと思う。