この寺の建立は247年というから、日本では卑弥呼の時代である。空海も遣唐使として訪れたという。そんな古刹であるが、上海のほぼ真ん中にあり、周りは高層ビルに囲まれている。
入場料30元(400円)は当地としてはちと高いように思われるが、その価値はある。お線香に火を付け両手で持って庭の真ん中から四方の仏様に向かって拝礼し願をかけるのが作法のようだ。中国人の願は「お金が儲かりますように」というのが多いそうだ。日本人なら「商売繁盛」くらいだが、中国人はストレートというか露骨である。
こんな古い寺なのに、仏像は割と新しくピカピカである。左の仏像は一木作り。こんな大きな像を能くも彫ったものだと感心する。次の仏像は銀仏。その次が照普仏。
下の写真は個性豊かな仏さんが並んでいるので撮りました。ひとりひとり顔を見ていると愉快になってきます。
近くの靜安寺公園には、石碑があります。字体はそれぞれ異なるが、いずれも素晴らしい。しばらく立ちすくんで魅入ってしまいました。ただの石でも字で飾ると立派になるものですね。