武蔵野つれづれ   第3の生活を自由人として

中国での体験記を記して参りましたが2012年の秋に帰国しましたので、これからは武蔵野での生活を徒然なるままに書きます。

第49話 桂林(3) 龍勝棚田

2012-02-27 21:16:22 | その他の中国都市

桂林から車で約1時間。龍勝各族自治県に棚田がある。「各族」とは妙な名前だが、ミャオ族、ヤオ族 トン族、チワン族など少数民族が住む地域ということらしい。元代から現在まで300mから1000mの間の山を開墾して作ってきたとのこと。
棚田観光は急勾配を登らなければならないから大変である。急斜面だから棚田にせざるをえなかったわけだから当たり前だが、開墾した人の苦労を思いながら、休み休み登ることにした。

下の写真は、七星伴月と呼ばれる棚田。7個の頂上が星のようであり、月を伴って見えるということらしい。

次の写真はバウムクーヘンか菱餅のようにも見えたが。長い縞が美しい。

この地域の名物ということで、竹飯を頂いた。竹にご飯を詰め蓋をして竹ごと火にかざしたり、湯につけたりして蒸し焼きになる。

  
[左]竹飯  [右]湯で温める。

 
チマキのような竹飯のある。


ベーコンではありません。近くで取れる石です。土産物屋さんで。

 


第48話 桂林(2) 陽朔

2012-02-14 21:09:24 | その他の中国都市

漓江下りは桂林から始まり陽朔で終わる。陽朔には昼過ぎにつくので、たいていの観光客はバスでその日のうちに桂林へ帰る。自然院は、あえて陽朔で一泊した。少し俗化した桂林よりも、陽朔の方が山水画のイメージに近いと聞いたからである。

昔ながらの村落と畑と例のトンガリ山の間を、竹筏でゆっくりまわってくれると浮世を忘れた気分になる。刈り入れ時の農村の風情を楽しんだ。観光用だが鵜飼実演もあった。