お盆過ぎたのに一向に気温が下がりませんねぇ。去年もそうでした。
ひと昔前までは、
お盆過ぎに長雨が続き 徐々に秋の気配が訪れていたものだけど･･･
今夜降った大雨で暑さが遠のくとは到底思えない、
たぶん9月中旬あたりまで『ゲリラ雷雨』は続くんだろうなー
久しぶりの小説。朝井まかてさんの時代小説、表題作含む8篇。
主人公のお咲の仕事は介抱人、今でいうところの訪問介護士さんだ。
江戸時代に介護士という職業があったのかどうか･･･？
完全に架空のお話だと思って読み始めた、第一 昔は短命だったんじゃないの？と思いきや････
案外、江戸のご隠居さんは7~80歳までボケもせず長生きする方が多かったらしい。
（かの有名な草学者の貝原益軒も83歳の時に
『養生訓』という長寿を全うするための身体と精神の指南書を書いている）
老人ホームはさすがに無かっただろうけど、
介護を生業とする人は本当にいたかもしれない。
介護とは過酷。今の時代とそう変わりないな･･･というのが読後の感想でした。
お咲を取り巻く長屋の人たちや、介抱人の元締め夫婦の温かさが
いかにも江戸の下町物語、だった。
シリーズ物なのかな？あれば 是非また読みたいです。
