つれづれなるまま桐野日記

主婦向け漫画雑誌の漫画家、桐野さおりのブログです

今日もサクラ~♪

2020年03月19日 23時22分52秒 | 写真

「昼過ぎから風が強くなり、その後雨に変わる・・・」と天気予報士さんが言っていたので、
おだやかな午前中のうちに散歩しました







桜の花って、青空だとほんのりピンク色、曇りの日は白く写る。
カメラ始めた頃から そう感じてた。なんでだろ。






半身浴にて大好きな林真理子さんの時代小説、読了。

「正妻」というタイトルだけど、正妻の美賀子だけじゃなく将軍様のお妾さんのお芳の目線からも描かれている、
「慶喜」で良かったのでは?と思いましたが・・・

幕末の史実に疎い私は、あまりにも次々起こる事件に
「え、本当にこんな事あったの?ここはもしやフィクション?」などと いちいち驚きました。
まるでミステリー小説を読んでる気分で話の先が気になって、なかなか栞を挟む気になれず
毎晩1時間くらい湯船に浸かって読み耽けてた・・・

徳川15代将軍の慶喜は、江戸幕府最後の将軍であり、日本史上最後の征夷大将軍、
在任はわずかに1年で、唯一江戸城入城しなかった人であり、一番長生きした将軍様だ。(享年77歳)
京都から夜逃げの如く数名の家来とお妾さんを連れて船に乗って江戸に戻ってくる有様に
「この人はたぶん将軍向きではなかったんだなぁ」と思った。
慶喜さんの趣味は、釣りや油絵、刺繍や、カメラによる写真撮影だったり、自転車だったりするから、
「生まれた時代と場所が悪かったのね」とも思った。
側室も多く 生まれた子どもは24人、そのうち成人まで生き延びたのは14人、
そのほとんどを正妻が育てたという、なんて太っ腹で逞しいお母さんの美賀子。(子どもたちから「おたあさま」と呼ばれた)
慶喜に愛想を尽かして出て行った妾のお芳にしても。
女たちがみな生き生きと、勇ましく頼もしい~~
読んでいて気持ちが良かったです

それと、4年後にお札の顔となる渋沢栄一さんの事が色々知れて良かった。
農民の子として生まれ、北辰一刀流の道場に通い、勤皇志士と交友を結び、やがて慶喜の家臣、幕臣となり、
慶喜の名代としてパリ万国博覧会に出席し、大政奉還に伴い大蔵省入り、最後は実業家へ・・・
政治活動もされたんですねぇ~
退官後は第一国立銀行(現 みずほ銀行)の頭取に。
だいぶ はしょったけど、まだまだ色々凄い事をされた人物ようですね

この方の半生を描いた小説を読んでみたくなりました










コメント
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