つれづれなるまま桐野日記

主婦向け漫画雑誌の漫画家、桐野さおりのブログです

余分な買い物・・・

2016年04月06日 02時22分04秒 | 趣味
大きめの茶こし(直径9センチ、深さ10センチ)が欲しくて、
スーパーやホームセンターなど、ほうぼう探しまくったんだけど、どこにも置いてない~~


で。ネット覗いてみたらば、楽天にはなくて、アマゾンで見っけ~~~
早速、購入っ

しかし、600円そこらの茶こし一つでは送料がかかる・・・もったいない。
他にもなにか必要な物ないかしらん?と、色々物色してる途中で良さげな商品発見
J-comタブレット専用ケースカバー~~









J-comを契約した時に、タダで付いてきたタブレット。
立てかけられるといいのになぁーと思ってたので、これは便利っ


主に見るのは、YouTubeのVリーグ女子バレーとか、昔懐かし百恵ちゃんの動画とか・・・








うふふ、楽し~~~

これでまた、ネーム作業の手が遅くなるわ(爆っ)








半身浴にて読み終えた本。



激動の時代を生き抜いた文学少女の万亀(まき)は、林真理子さんのお母様がモデルだそうで、
つまりはお母様の自伝的小説。

なるほど~、真理子さんの才能はお母様のDNAだったのね~~・・・


(ここからネタバレです)

小学生だった頃の万亀は児童文芸書の「赤い鳥」に投稿して、作文が掲載されたこともある。
一生、好きな本を読んで暮らして生きたいと願いつつ、優秀な女など何も価値のない時代、
女学校で教鞭をとっていたがさんざん肩身の狭い思いをし、親の命ずるまま退職、結婚。

戦争が悪化する頃、夫の転勤で中国へ渡りそこでも苦労し、夫の出征後身重のからだで単身帰国・・
帰国ったって、船と電車を乗り継ぐため実家の山梨まで2日以上もかかる。

実家で長男を生むが、戦争の真っただ中に幼子を病気で亡くしてしまう。
(その男の子が生きていれば真理子さんには8つ違いのお兄さんがいるって事ですね・・)

戦後、何もなくなってしまった町(実家の山梨)で万亀はいち早く昔からの夢だった「本屋」を開いた。
大陸からの引き揚げで大混雑している中央線に乗って、万亀は東京神田まで本を仕入れにいく。

その中で出会った一冊の本、太宰治の「斜陽」。

万亀はこれまで何千冊と本を読んできたのに、
これほどまでに魂に迫ってきた本はないと、感動で胸が震えた。

時代に翻弄され全てを失い、中年にさしさかかった私に、まるで神が授けてくれたような一冊・・・!
私も強く生きるのだと、万亀はつぶやくのだった。





ラストの4行は。
こ、こういう終わり方もあるのか~~と・・・
なんという巧みな文章なんだと、改めて林真理子さんの筆力に驚愕し、感動しました。
この本はブックオフで売らず、ずっと手元に置いておこう(爆)
何年か後に、も一回読み返してみたいし・・・
そんでもって太宰治の「斜陽」も読んでみたくなりましたねぇ~
ま、こちらの方もおいおいに・・・







今日も桜が綺麗だった

週末までもつといいのになぁ~・・・








コメント
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