名言暴言直滑降

自作の詩や、いろんな人の名言暴言を紹介。

千切れ雲

2013-06-08 20:11:34 | た行 (自作の詩)
いつかのいつを千切って雲が出来たら
あなたは空を見るといい
それは太陽を隠し
たまには雨も降らすけれど
とても軽くなったから
思い出なんか吹き飛んでいっちゃう

確かな足取りで
まだ見ぬ未来など歩けない
あなたのことばはいつも
嘘によく似た真実だった

額から流れる汗をぬぐって
新聞からはみ出たことばを歌って
笑ってただ笑ってそうしたって
どうやっても見捨ててしまう日が来ちゃうんだ
どうやたって拾えないものもあるんだ
浮かばれない人生を救い上げる
そんな手立ては思いつかない
だからわたしも空を見ている


どうよう

2013-06-08 19:40:26 | た行 (自作の詩)
ほ ほ ほたるこい
あっちのみずは にがいぞ
こっちのみずは あまいぞ
ほ ほ ほたるこい
ほたるこい ほたるこい

ほ ほ ほ 星
ほ ほ ほ 星
お星様 きらきら
きらきら きらきら
ほ ほ ほ 欲しい
ほ ほ ほ 欲しい
豆がほしいかそらやるぞ
ぽ ぽ 鳩ぽっぽ
ぽ ぽ 鳩ぽっぽ

飛んでったのは バナナ
飛んでって 壊れて消えたのは シャボン玉
勇気一つを共にして
墜ちて命を失った
イカロス イカロス

私達は 地に足付けて
どこまでも進もう
どこまでも どこまでも
とおりゃんせ とおりゃんせ
ここはどこの細道じゃ
歩いていこう
上を向いて 歩こう 歩こう

この道は いつか来た道
ああ そうだよ
ああ ああ おもしろい
虫の声 
風の音
何の音?
トントントン トントントン
お化けの音!!

ほ ほ ほたるこい 
ほたるこい ほたるこい
ほ ほ ほたるこい
あっちのみずは にがいぞ
こっちのみずは あまいぞ
ほ ほ ほたるこい

こい こい
春よ こい
早く こい
みいちゃんも さっちゃんも
ないてばかりの こねこちゃんも
ちゃんと恋をしてきたね

この道は いつか来た道
甘いみず にがいみず
赤い靴 白い帽子
咲いた 咲いた 赤白黄色

結んで ひらいて
手を打って 結んで
結んで ひらいた
ひらいたと思ったら
いつのまにか つぼんだ

繰り返し 繰り返す
わかってる わからない
好き 嫌い 好き 嫌い
振り子が一定の距離で リズムを刻み
進む 進む 進む 進む
動く 揺れる 動く 揺れる
それが 動揺
動揺 動揺 動揺

おじいさんと一緒に
チクタク チクタク

今はもう 動かない・・・

さくら さくら
さくらのさは
さよならのさ
散るのが恐いか
だったら舞えばいい
さいごから遠のくように
風に舞って
まだ待ってって
いえばいい

人はみな
終わるのだから

さくらの さのように
さよならの らのように

すべて 同じこと 
同様 同様 同様

どうよう

誕生の詩

2012-07-15 00:24:34 | た行 (自作の詩)
0
20
1963
50億
0

アー
アー

誰かが私の中に居る
煮えたぎる血が
体中を駆け巡り
不安定な宇宙は爆発しそうだ

熱く焼かれた意思の上で
身を焦がす
食べられて仕舞え

アー
アー

覚えているか
私は、誰かの、中に、居た

0
20
1963
50億
0

量子
原子
電子
素粒子
中性子
クォーク
etc
etc…

縮こまる
疼き始める
放たれる
誕生の瞬間

産声はエネルギー

一瞬一瞬の連続を
輝きと言うのだ

覚えているか
あなたは誰かの中に居た


大切にする方法

2012-07-01 12:15:39 | た行 (自作の詩)
近くで壊れていくものを見て
大切にしようと思う

だけど
すぐに忘れてしまうのか
どうでもいいと思ってしまう

あの大切とこの大切
今この大切を優先したい

隣で家族が泣いていた
ネットで友達が怒っていた
私は一人になりたくて
それでも帰る場所が欲しいのだ

大声で叫んだら変な人だって
皆思うかな?
いや、誰も私の声など聞いちゃいないさ
自分を壊すのは割と簡単
だから行動できるのだろう

行動をすることと
大切にすること
どっちが一番だろう
大切にすべきものを考えると
どれもそのようで
そうじゃない気がする

壊れる事は当たり前だと思ってしまう
私は大切にできない

自分も相手も思い出も未来も
それでも帰る場所が欲しいのだ

大声で叫びたい
だけど
どうでもいいと思ってしまう

全てが無くなって
絶望に打ちひしがれて
気付きたい
大切に

だから壊そうとする
大切なものは壊さなくちゃ駄目
壊せば大切だったと思うから
声を力を感受性を
奪っていってくれたなら
むしろ壊してくれたなら




ただ

2012-05-31 23:57:59 | た行 (自作の詩)
話をしていると楽しくて
一緒にいると落ち着いて
だから好きだと思ってた

だけど、それは違う

好きに理由は要らない
ただ、好き
だから好きとか、好きだからとか
好きの前にも後にも
本当は何も付かない

ただ、好きなの

あなたが世界に嫌われても
あなたに特別な人が居ても
あなたへ想いを伝えられなくても

私の気持ちは
ただ、好き

整然と間違えられるあなたは
私の憧れ
私もあなたに間違いたい
今正しい事など要らない

ただ、好きなの

あなたと居ると
私を解き放ってくれる気がしてならない
解き放たれた私は自由になれる
正解、社会、しがらみ、恋愛
何も無ければ
いい



つまみ食い

2012-04-19 01:29:44 | た行 (自作の詩)
にわか雨が降ってきて
おしゃべりな猫がベランダにきて
口寂しいわたしの相手になる
焼き魚をあげよう
本当はあの人のだけど
全部じゃないよ
ちょっとだけあげる
雨がやんだら
どうせどこかに行くんだろうから
頭と尻尾だけあげる
猫なで声を出したい気分で
待ち侘びている
わたしたちはとても似ていた