名言暴言直滑降

自作の詩や、いろんな人の名言暴言を紹介。

つまみ食い

2006-06-26 00:20:39 | た行 (自作の詩)
つまみ食いの天才と
狸寝入りの天才が
人を欺いてきたなんて大間違いだ
つまみ食いだと思われても
これが食事なんです
狸寝入りだと言われても
眠れないけど寝たいのです
そんな個性を許す天才もいて
よく「かわし上手」と皮肉られてるけれど
かわさず全て受け止めてたのだ


非難訓練

2006-06-20 01:56:26 | は行 (自作の詩)
我慢しろ 努力しろ 綺麗になれ
人の利益の為に私は
我慢して 努力して 綺麗になるのだと
思っていた

導いてくれる手を振りほどいて
何度も 孤独になった私を
甘えさせてくれる人が
本当は、敵だった

だから人を信じられないというのはおかしい

尊敬と感謝から
幸せは生まれるのに
あんたは馬鹿だね
本当に馬鹿だね


2006-06-13 00:03:25 | あ行 (自作の詩)
昨日から
保存しようと決めた
透明の瓶の中には
ため息

きっと黒い色をしている、と思ったのに
瓶の向こうが見える
そしてそれは現実の世界と何ら変わりはなかった

私の目がただ良いのか、と思ったけど
瓶の向こうの視力0.01のあなたからも
私が見えると言った

今日も見える
今日も瓶の向こうに視力0.01のあなたがいて
私を見ていた
すっかりため息は吐息に変わって
それでも透明な世界で二人
決められたルールの中で
それを不幸と呼ばずにはいられなかった

呼吸 #2

2006-06-11 01:02:09 | か行 (自作の詩)
ぼくが吸った分だけ
あなたが吐いてください
そしてあなたが遠くなれば
ぼくは近づきたい
あなたが知った分だけ
ぼくは忘れましょう
涙とは
満たされてしまって溢れるものですと
言ったのはどちらからでしょうか
あなたとぼくで繰り返される
こんなに簡単なことなのに
あなたが簡単になったら
ぼくは難しくなってしまうため
呼吸困難
かけひきとは
こういうものなのですと
言ったのは確か僕からでした
ぼくがいなくなって
あなたは幸せになってください

100まで

2006-06-05 22:05:08 | は行 (自作の詩)
あの本にも書いていた
100歳になって
まだ生きているとしたら
外国のあの丘で君と会いたい

本の約束は
果たされたのかは
知らない

すぐ真似したがるんだな
すぐ影響受けるんだな
約束はそんな時に使うもんじゃないよと
教える前に
君も本もどこかに行ってしまった

100歳まで生きるのかは
知らない