名言暴言直滑降

自作の詩や、いろんな人の名言暴言を紹介。

感覚

2012-02-13 22:40:24 | か行 (自作の詩)
どうにかして繋がっていたい

見る・聞く・読む・食べる・触る・感じる・願う

繋がり方を表現と呼び
繋がる試みを学習と呼ぶのだ

あわせられないもの
知らないもの
秘密

遠くのものは魅力的
どうにかして繋がりたい

見て、
聞いて、
読んで、
食べて、
触って、
感じて、
願う

痛いの、痛いの、
飛んで行け

求められるものはいつの時代もかわらない
下心でも暴きたい
どうにかして
繋がって

それからどうにもならないことも
覚えたい



節分

2012-02-07 12:46:14 | さ行 (自作の詩)
血がにじむほどの歯型を付けた

痛い

と相手が言う

充分な見せしめかと思ったけど

案外すんなり傷は癒えて

ひとりあるき

かつかつかつ

こつこつこつ

モラルとモラルが

かつかつかつ

こつこつこつ

賛成だ反対だ

蚊帳の外

鬼も外

福は内

去年撒いた豆を齧る

豆は何も言わず食われてる

頑張り続けることなど出来ないの

そんなことも言わずに

ねえ愛しいね

そしてお腹が痛くなった

充分な見せしめだった

境界線

2012-02-07 12:32:11 | か行 (自作の詩)
歌をうたえばよかったのかもしれない
何を言えばいいのかわからないときは
無言を貫くよりも

飲みすぎてわけがわからない世界に立っていた
よろけて誰かに寄りかかって
抱きしめられて埋もれて
もっと奥にもっと奥に
一番奥でその誰かを壊して
私を再生させてやる

二回目の逢瀬で人は判る
三回目の貸借で人は変わる
最後の喧嘩で人は何も変わらない

液晶が薄っぺらくなっていって
どんぶり
変化球
全てを詰め込みすぎた頭の中は
膨らんで
目が肥えて
嘘と虚像と体裁で象った私の顔は
厚く厚かましくやかましく

そうかいそうかい
そういうもんかい

差別と区別の違いって
良いか悪いかの境って

歌をうたえばよかったのかもしれない
何も言えなくなったときは
涙を流すよりも