もう別れなどないと思っていた
決めていたし誓っていた
全て覆された未来など想像できない
全ての責任をとるべき命など創造できない
夫婦とは家族とは祖先とは
つながりつながっていくべきものなのだが
似たような恋愛の数珠繋ぎも後始末も
その類かと目を瞑っていた
夢の中で
大切を断ち切られた世界が繰り広げられる
所詮一人なのだから
頼るものも守るものもないのだ
守られてきたなんて感謝するのは親と社会と自然
種の保存を超えたところで愛し合えるとは戯言
夢から覚めたら
いつか別れは訪れると思う
決断せざるを得ない時を人は諦めとよぶ
だから未来がやってくるのは仕方の無いこと