名言暴言直滑降

自作の詩や、いろんな人の名言暴言を紹介。

抱いて下さい

2017-04-26 16:59:29 | た行 (自作の詩)
抱いて下さい
体あずけた夜を思い出し
声を枯らして泣くのです

離れ離れになった私たち
叫んでも叫んでも満たされず
虚しく天井をみつめます

うまく伝えられない唇で
今夜はたらふく飲みたいよ
あとは忘れて眠るだけ

挑戦者

2016-08-21 04:40:15 | た行 (自作の詩)
やりたいことが
できない人生でした

そんなことを言う人がいて

やりたいことは
やればいいのにと

挑戦しないことを戒める人がいて

だけどね

やりたいことを
やりたいようにやるのは
自分の思考に従ってるだけで

本当の挑戦っていうのは
自分の思考を捨ててみる
つまり
やりたくないことをやる
つまり
やりたいことができないことこそが
挑戦し続けている姿勢なのかもしれないね


やりたいことが
できない人生でした


そんなことを言う人がいたら

挑戦者に対し
まずは敬意を払いたい

追放者

2016-08-06 01:47:49 | た行 (自作の詩)
過ちを犯す度に逃げてきた
新たな気持ちで新たな場所でスタートを切った
何度も

泳げない魚は海から追放され
羽をもがれた鳥は空から追放された

求められる人に成りえなければ
人もまた社会から追放される

嫌なことから逃げてきたのではない
失敗したから追放されたのだ

そして私は私の自由区で
誰を追放するのだろう

小さな世界

2016-06-21 03:23:59 | た行 (自作の詩)
幸せが
いろんな形でちゃんと訪れてほしい
そう願えるまで
私はいったんここから離れて
世界の広さでも知りましょう

みんな正しく間違える私達だけの世界じゃ
技術は進歩しないでしょう
降り注ぐ言葉に洗われるのか汚されるのか
そんな世界で裸になるには
もっと答えが必要です

つまり

2016-06-08 04:04:38 | た行 (自作の詩)
関係を解消します
「YES」を選ぶ
本当に良いですか?
「OK」をタッチする

記憶なんて不確かな幻想
それ以上に胸打つ痛みを覚えているはず
このまま行っても突破口はみつからない

新世界が変えてくれる自分なんて無い
難解な迷路に挑戦したのでは無い
感覚だけで生きると正解を無視する事ができるんだって

そもそも出ていた答を覆してまで生み出した問題を
お前は誰かのせいにして
挙句はそれを秘密にして
暗号みたいに電波に乗せてさ

屈託のない厄介さ
連なる日々でかくれんぼ
冗談めいた生々しさ
異なる明日が通せんぼ

つまり
関係を解消します
「YES」を選ぶ
本当に良いですか?
「OK」をタッチする

止まる

2016-01-01 20:54:58 | た行 (自作の詩)
止まるというのは、不可能への挑戦

万物は絶えず動いている
万物は常に変化する

あなたが続けているのは持続か
それとも惰性か

意識が人を向かわせる
しっかり地に足つけて
スタート地点に立とう

選ばれる人
そして選べる人になろう

自分が見据えたものから
自分を見据えてもらおう
関わるというのは
そういう事だ

止まる、という挑戦に
永遠の愛、という答えを叩きつける
そんなものあるものか
だからこそ、欲しかったんだろ
不可能への挑戦
そういう事だ

堂々巡り

2014-11-21 00:34:53 | た行 (自作の詩)
今僕は泣きたくて泣きたくて
上を向いて歩こうを歌った
頑張ったのに報われなかったなんて
単純な言い訳じゃない
頑張れなかったのに優しい人がいることが
悔しかったんだ
僕はもっとやれる
やれるさ
こんなもんじゃない
こんなのは僕じゃない
とか思いながら
じゃあほんとの自分を絞り出せるかって
ほんとの自分ばかり続けられるかって
だいたいほんともうそも全部自分なんだから
問題が答えで
答えが問題だ
いつか僕は涙を拭う
いつかを今にする為の
うた
歌おう
歌わなかったら
わからなかった
今僕は泣きたくて泣きたかったんだ

月によせて

2013-10-12 18:58:58 | た行 (自作の詩)
群雲が銀河を隠してしまわないように
星座を繋ぐ糸が綻ばないように
そして影がこれ以上伸びないように
僕たちは祈るしかなかった

十字路にくるといつも思いだすのです
旅の始まりの事を
あなたの生命と引き換えに
だれかの明日となり得るのなら
その道をたてて標にしよう
問い掛けのこたえもまた
問い掛けでおわるのなら
死は有限ではなく無限のものかもしれません
あるいは宇宙

空の目玉が砂漠を行くたびびとを見ている
砂漠にはあるんだ
十字路や、信号や、ビルや、廃墟や、橋や、学校
まるでさっきまでいた場所となんら変わりはないようだ
ただひとつ違うのは
見られているという意識

呼吸やまばたきひとつにとってみても
無意識ほど賢いものは無いよ
無償の光を体に浴びるほど
気持ちのよいものは無いよ
十二分に満たされたたびびとは
光の目をみつけて
美しいと漏らすだろう
僕たちは探していたのではなく
探されていたんだ