名言暴言直滑降

自作の詩や、いろんな人の名言暴言を紹介。

積極性

2016-10-17 16:19:14 | さ行 (自作の詩)
夜空はきみの足下
くるくる回ってるのはきみの目玉

驚くと飛び出す表現は
削ぎ落とす事で完成される美

一波乱が明日起こってしまうから
木偶の坊に抱きついて
焦がす焦がす焦がす

くるくる回る世界に立って
夜空を見上げたら
誰かがあの星の名前を決定していた

積極星

繋いだ部分は星座と呼ばれて
長い間
信じるよりもずっと強い力があった

一波乱が起こったのは
本当はきみの生まれる前だった
というか
一波乱がきみに生をもたらした

消炭となった木偶の坊の目玉は黒焦げで
驚かされて削ぎ落とされる

しっぽの先は
積極星

もうどうしようもできない強い力に
痺れた

残念

2016-09-13 03:13:13 | さ行 (自作の詩)
ひとのために生きる
その為に、じぶんのためにも生きる

じぶんのために生きる
その為に、ひとのためにも生きる

やってることは同じだけど、
前者のほうが、人には愛される

愛された上で、ちからを発揮できるか

その人の凄さ

愛されない人や、愛されてもちからを発揮できなければ
残念

最後から読み始める物語

2016-07-09 00:56:05 | さ行 (自作の詩)
私たちは知っている
ひとつひとつが振り出しであること

私たちは知っている
かくかくしかじかが思い出せないようになった理由を

最後から読み始める物語は
拍手からはじまる

きっと誰かは泣いていて
言葉を失くしているのでしょう
或いは
言葉に置いていかれたの

誰かのせいと
誰かのおかげは
とてもよく似ている

そういうこと
私たちは知っている

スクラップ

2016-06-21 03:18:24 | さ行 (自作の詩)
形にならなかった言葉を拾い集めて
詩をつくろう

綺麗で汚い口約束のような
永遠を誓わない愛のような
小刻みに震える手が狂わす強欲のような
不確かな未来が固められる完全な嘘のような

幸せになってほしいと思った人が
違う誰かと掴む幸せ
それがたとえ一瞬でも
許せない
軽蔑の眼差しと毒のある言葉で責め
壊す

上手に出来ない事があるからこそ
鬱屈した想いを詩に変える

うまく行きませんように
こんな間違った恋は
始まってはいけなかった

不安や安心は思い込み
思い込まれて間に合わず
潰されてしまおう

自由と我儘

2016-05-27 04:58:31 | さ行 (自作の詩)
何かに対して好意や嫌悪を持つ事は自由だけど、その好意や嫌悪を発言した時に、誰かを傷つけてしまう事がある。
だから、何も言えなくなる人も多くいる。
そんな人は表現する事をよく思わない節もある。
対して、自由を重んじてしまうやり方は、社会不適合かもしれない。

ただ、自由は、我儘とは違う。
自由は状況であり、我儘とは状態だ。
自由でも不自由でも、人は我儘になれる。
それを許す唯一の方法がきっと今は愛しか無いんだけど、それに変わる方法があるなら、芸術がそれに近い気がする。

真理は欲に素直であればある程近付ける。
しかしそれは身を滅ぼすことにつながる。

真理を成せば死にたくなる。

水平線

2016-05-27 03:38:39 | さ行 (自作の詩)
私たちはいつも
そのわからない感情に名前を付けたがる
その浅はかな行為も
深みを知る恐さの裏返しであるというなら
人は何も言えなくなってしまうんだ

吐き散らす事を片付ける事
追求する事で安らげる事
因果関係は一筋縄ではいかないから
自分の正義を幸せという名の大義名分で
感覚的に終わらせる

私たちはいつも
そのわからない感情に名前を付けたがる
明確な答えが不幸であったとしたら
人は助け合おうとするんだ

しよう

2016-05-27 03:30:45 | さ行 (自作の詩)
確率よりも
可能性にかけたい
それは
手札が少ない我々が
唯一夢を見られる方法

ただし
夢を叶える為には
手札を増やし
確率を上げる努力は必至だ

なんてことすらも
ぶっ飛ばすような
普通じゃないことを
今からしようぜ

ただし
我々のその夢が
どうか崇高で、誇れるものであるように