名言暴言直滑降

自作の詩や、いろんな人の名言暴言を紹介。

還る

2013-04-26 17:45:21 | か行 (自作の詩)
春は旅立ち
旅立ちは残酷
残酷は社会
社会は裏表
裏表は問題
問題は答え
答えは無い
無いのは終わり
終わりははじまり
はじまりは春
春は旅立ち

飛びたて自由へといった口が
マナーや法律といった枠組みを語り
背中を押してくれた手は
いつの間にか、背中に冷たく突き刺さる後ろ指

旅立ちが残酷と思えたのは
裏と表がある社会に負けそうになったとき

「いってきます」と立ち上がる
水から陸へジャンプする為の手足
「ただいま」と立ち返る
今ここにいる為の声

帰ってこれなくなったのなら
迎えに来てもらう
「助けて」って
そういうことなのだから

「負けました」
「間違えました」

本当はこんなことしたくなかったと嘘ついても
助けてもらえる人はいつも
「負けました」と言った人だけ
提起する、「お願い」

ただのよろこびが
あの人にとっては泡銭
嘘も本当も
吐けば只の二酸化炭素

化学変化は自然の摂理
正と負が、愛と憎悪が、両性双方
表裏一体

本当の私
本当の私
分解して答えをだそうと
ひとつひとつ
めくってめくって
巡って巡って

また巡ってきためくられた春が
驚いたように霞をかけて
私はこれはきっと夢かと思う

奥底に眠っていたものを起こすことを
無に還るという
終わりははじまり
はじまりは春

春は旅立ち
旅立ちは残酷
残酷は社会
社会は裏表
裏表は問題
問題は答え
答えは無い
無いのは終わり
終わりははじまり
はじまりは春
春は旅立ち


残るもの

2013-04-21 14:07:44 | な行 (自作の詩)
白い箱の中で、白い着物を着たおばあちゃん。


それは、すべての可視光線が乱反射された時に、その物体の表面を見た人間が知覚する色。

可視光線とは、
電磁波のうち、ヒトの目で見える波長のものをさす。
人の目の網膜にある視細胞の錐状体(すいじょうたい)が、波長が380~780nm(ナノメーター)の光=電磁波に刺激されて色の認知は起こる。

乱反射は、
表面が滑らかでない物体に光線が当たって、いろいろな方向へ反射すること。

つまり、白は、
電磁波のうち、ヒトの目で見える波長のものが、表面が滑らかでない物体に当たって、いろいろな方向へ反射することで、見えている色ということになる。

おばあちゃんとは、
直系2親等に当たる女性、もしくは高齢の女性を指す一般語を指す語として使用される。

白い箱の中で、白い着物を着たおばあちゃん。

電磁波のうち、ヒトの目で見える波長のものが、表面が滑らかでない物体に当たって、いろいろな方向へ反射することで見えている色の箱の中で、
電磁波のうち、ヒトの目で見える波長のものが、表面が滑らかでない物体に当たって、いろいろな方向へ反射することで見えている色の着物を着た
直系2親等に当たる女性、もしくは高齢の女性。

白い箱の中で、白い着物を着たおばあちゃん。

白い箱の中で、白い着物を着たおばあちゃん。

白い箱の中で、白い着物を着たおばあちゃん。

11

2013-04-13 18:58:23 | さ行 (自作の詩)
君に逢えたら嬉しい
たった11文字の
愛の告白の行方

いちいち言うのが好きや
好きというよりも癖や
重ねていけるものなら
年のように重ねたい

ひとりひとりの思い出
重なって混じる2人
時には混ざり合わずに
重なるだけは重いで

めんどくさいと笑える
アホかと言って手つなぐ
そのまま感じればいい
嫌いになるときもある
だって人と人やもん

いちいち言うのがすきy
2人でいるのが好きや
みつからん答えばかり
よくばりして追いかけた
いつかのいつは今かな
無理して伸ばした足が
名も無い今を蹴り上げ
やっとたどり着いたここ
心の自由があった
自由になれたら次は
君とずっと並びたい

愛と愛で「11」
今、感謝の言葉を

「ありがとうございました」




魔女狩り

2013-04-13 18:25:44 | ま行 (自作の詩)
夜は暗くて
元気は明るい
雨は寂しくて
一人は不安
人は生きなきゃだめなんだって

ちがうの ちがうの
何を言ってもそう答えるから
誰もわたしとは話したがらなくなってしまった

いつも唱える魔法を間違えてしまう
現代に生を受けた落ちこぼれの魔法使いは
夢と希望をふりまくどころか
人々を嫌悪の波に飲み込ませ
ついには馬鹿や精神異常のレッテルを貼られ
特別扱い

挨拶は頭を下げて
きれいなものを選んで
愛は性器を組み合わせる
人は人を殺しちゃだめなんだって

見たままを口にすることはやめようと
少しは学んで
その通りだ と にっこり笑ったら
溶け込めた魔法使い
正解の魔法を唱えると
人間になってしまって
その他大勢になってしまった

特別が恋しくなったから
また間違いを犯したくなるけれど
人間になってしまったから
勇気が出ない

知識を得るって 
用意された正解ばかりをみつけること
人に喜ばれましょう
仕事が経済をまわしている
経済をまわす人を量産している社会に
立ち向かえるのは 文化しかない

わたしは人間のやり方で
魔法を唱えることにする