名言暴言直滑降

自作の詩や、いろんな人の名言暴言を紹介。

記録

2005-08-29 23:58:59 | か行 (自作の詩)
あなたというあなたのレコードをまわして
微かな音を拾い集めてみたものの
その音のいずれもが壊れた音というわけではないでしょうに
その音のどれもが壊れていたのです
もはやあなたというあなたは
死という一つの区切りを持って
音楽に迎え入れられました



見えない私

2005-08-27 18:50:23 | ♪自作の歌詞♪
近くに来た! 遠くに行った!って
うぉー うぉー
ちゃんとまだ 伝わらないで
うぉー うぉー

不安なの 不確かなの
笑いあえたって 一緒にいたって
消えないでって 願うだけで
そんなことば 出てこないよ
探り合えば みつかるかも
何が愛で 何が恋で
つまりまだ 答えは知らなくていい!

姿・形 見えない私
笑えないの わからないね
姿・形 見えていても
わからないの どうしたらいいの


好きな人ができたんだって
うぉー うぉー
隣で聞いて 励ましちゃって
うぉー うぉー

それは何? それは誰なの?
聞けないから 遠い人に
なってしまった あなたがいる
手を伸ばせば 届いたはずの 
あなたにとって 私は誰で
私にとって あなたは誰で
答えなんて とっくに出ていたんだね

自分本位 かなり本気
でもねまだね わからないの
傷ついても 痛くないの
あなたのため 生きていけば

姿・形 見えない私
笑えないの わからないね
姿・形 見えていても
仕方ないの どうなってもいいの

天井

2005-08-27 17:14:34 | た行 (自作の詩)
天井の目玉はいつも私の部屋を眺めていて
私はいつ天井の目玉から涙がこぼれるのかと思っている

殺気立った光に対して
攻防戦を張る父は
違う部屋で眠る母に
気付かれることも無く
母の部屋にいる娘の私と共に
じっと恐れている
誰にとっても同じ朝の光を
昨夜はしこたま雨が降ったというが

天井の目玉はいつもそんな家族を見据えていて
家族は天井の目玉からこぼれた涙に怒りを覚える

二時間

2005-08-19 02:02:28 | な行 (自作の詩)
君に会えない理由を考えて
すでに二時間が経過した
信号が壊れていて赤いままでした
冴えない奴への哀みを持ってしても
許される範囲を超えている
本当の本当に今回ばかりは君だけの事を考えていたよ
この二時間
仲直りの準備なんかじゃなく
別れの支度だってこと
そろそろ信号が青に変わります