どっちつかず

お節介と優しさの間で
きみはこまる

お弁解と正しさの途中で
きみはきめる

やめなければ
うまくいったのかもしれなかった

世間 ～間違ってもなお～

ぼくたちが手にしたものと
手にすべきだったものを
君にとやかく言われる筋合いはない

囲いの中で区別され
差別ではなく
正しい判断とやらで遠くから君は眺めていた

赤と白がおめでたいなんて
誰が決めたんだろう
時は流れるのか刻むのか
ぼくにはわからない

ぼくは君が嫌いだけど
それももう関係がないこと
薬を飲まなくなったぼくは
やがて死ぬ

ぼくたちの人生はぼくたちで決める

どこまでが権利でどこからが義務なのか
教えてほしくもないや
何もわかっていない君に

解決

何もなくなることが
一番いいようで
一番恐い

深み

気取らない
という気取り方
気遣わない
という気遣い方

深みが光る人でありたい

優しいだけじゃつまらない
笑えるだけじゃ物足りない

味わい深い体になりたい

みつめる

絶対と言う約束より
視線という拘束具

ふたりで二人分以上の愛を生み出せば
しあわせになるはず

レッドゾーン

赤いものが好きです

おめでたいし
目立つし
止まれの合図だし
先生の色だし
白を混ぜるとピンクだし
青を混ぜると紫だし
黄色を混ぜるとオレンジだし
燃えてるような赤色
赤色から何かが出てる気がする
眠らせてあげない！と
小悪魔のような言伝を
運び続けるサンタさん
トナカイのお鼻
フレッシュ野いちご
あの日の夕方
帰らない記憶
突き刺す赤
情熱
そしてまっかな嘘

赤いとこまで好かれたい

優しい刃

傷つけるように癒すのか
癒すように傷つけるのか

あなたがいなくなればいいのにと
泣いて離さない手が
私の心を痛くするのだ

何も言えないのは
何を思えばいいのかわからないから
「ありがとう」も「ごめんね」も
そのようで、そうじゃない気がする

ショックな出来事。

笑われた！

笑わせたんだと思ってた。

誓い

決めたい、と思う頃
宇宙はどれだけ広がっているのだろう

ありがとう！
声を天に精一杯届けても
もしかしたらまだ光らない星に
あなたはいるのかもしれない

広がり続ける世界の中で
10年後も隣にいられれば奇跡

その時はありがとうとあなたに言おう
そう決めた

今、星が光った
そして見えないところで、あなたが笑った

応援歌

頑張る事を捨てないで
あなたをわたしは見てるから
明日を支えてあげるから
泣いたら笑おう
笑って泣こう
あなたの明日を拾ってやろう