私は花じゃない。私は雨で育たない。

拭われたいから
濡れるなんて
やめろ
温められたいから
冷やすなんて
やめろ

希望があるなら
最初から向かえ
助けられたいから言う
ありがとうなら
言うな

限りない欲望は
限りある命が断つのだ

わかったら
前を向け
前がどっちかわからないなら
向きたい方で咲け
そして太陽を持ってこい

忘れない

忘れる事ほど悲しい事は無い
忘れない事ほど悲しい事も無い

忘れていかないのは
戦っていくという事
忘れられないのは
戦わなくてはいけないという事

心非ずか
心を亡くすか
もう戦いなどやめてしまえばいいのだ
だとしても
皆幸せにはなれないのだよ

枠内

窓の向こうの二本のビルは簡単に折れそうだ
両手で隠してその両手を目に当てる
いとも簡単に全世界が闇に消えていく

私の夏

蜩
夕闇の迫る頃
ゲリラ豪雨
山間の街並み
濡れて光る石畳
軒先から一滴の雫
鈴虫
うなじに這う髪を
なでるそよ風
一番星
水面に浮かぶ
揺れるキャンドル
あの橋を渡ると
お祭りが始まる
みんな急ぎ足
同じ手の動き
同じリズムで
同じ笑顔
難しいことなんて
何もない
明日からはまた
別の人

今度また会ったら
いいね

わらっちまった

へい

憂過ぎたねえ遣ろう友！

掘った穴埋めたら、
ごめんなさい的ケツマツ

ちゃんちゃらおかしいぜ

笑

笑う→好き
笑わせる→まぁまぁ好き
笑われる→大嫌い

笑えるごめん

忘れたいのに
思い出した

笑えるごめん

何年前の昨日だっけ

誰の気持ちになったんだっけ

テレパシーは発信される力より
受信する力のほうが重要かも

思い出したいのに
忘れた

笑ってしまう

がんばってる人を見て
ハイハイ、どうも、ご苦労さん
って、笑ってしまう自分を
嫌いではない

本当にがんばってる人は
がんばりなんて人に見せない

見せちゃってるがんばりは
笑ってあげないと
可哀想だと思う

そういう人は
笑われた！ということにも
笑わせた！と思っているに違いない
がんばったら人を笑顔にできるのだ！なんて
勘違いしてどんどん前向きになって
どんどんズレていってしまうのだ

ハイハイ、でも、それも個性だよ
って、笑ってしまう自分は
嫌われてもいいって思ってるから
どんどんズレていく

ただ
がんばってズレをなおそうとも
思ってる

わかってきた

少しわかってきた
意外に愛してくれる
だからちゃんと信じていよう

わがまま

わがままを言ったら
「いいよ」と言われた。

わがままとは、わがままを叶えてほしいのではなく
わがままを言う気持ちを、わかってほしいから
言うのだ。

女ってめんどうくさい。

そう思われるのが嫌で、わがままを言わないけれど
「そう思われるのが嫌」っていうわがままを言ったら
「もういいよ」と言われた。

寂しい。

寂しいときは「会いたい」というわがままを
最初から言えば良かった。