２つの映画、２つの愛の告白

昼間

家事の途中、台風情報をと

とりあえずテレビのスイッチを入れた

映画『マジソン郡の橋』が放映されていた。

この小説は、何度読んだだろう

最後の十数ページが

小説と映画の差が生じてしまうのが

なんともやるせない。

田舎の主婦 フランチェスカ（Mストリープ）と

マジソン郡の橋を撮りにきたプロのカメラマン ロバートキンケイド（クリントイーストウッド）

家族の留守の四日間の恋の話

そこを去る日

そのときキンケイドは言う

『これは生涯に一度きりの確かな愛だ』

けれど、家族を捨てられないフランチェスカは、彼には着いていけないと言う。

自分の気持ちを抑えたまま別れていく2人。

それぞれの人生を終えた時

2人が選んでいく、同じ場所で散骨して欲しいと言う遺言。

夫や子供のために

命ある限り尽くしたあと

たった四日間の愛のため

その相手に身を捧げたいと書き残した母の手記に複雑ではあるけれど

心打たれ、母の確かな愛の１つを知る子供達

きっと

非難されるような四日間を

残りの人生をかけて

美しいものにしたのだと思う。

大人の愛の告白は

重みを持ちながら

心の奥に秘めてる間に

昇華されて純粋になるのだと思う。

夕方

炊事を片付けしてからの

夕飯の支度時に

WOWOWの映画をスマホで見ながら。

オンデマンドで上がってきていたのは

『春待つ僕ら』

主人公の『みつき』演じる土屋太鳳を取り巻く、バスケ部男子4人の学園ものの映画

いま、注目の俳優 北村匠海くんが

土屋太鳳ちゃんとの恋模様を繰り広げるのだが、、、。

学園ものには

胸がキュンとするような

健気さと、歯がゆさと、まっすぐな瞳がなんとも言えず、

不器用で

自信のなさと未熟さゆえに

相手に好意を寄せるも

愛の告白はまっすぐ

学園ものが好きなのは

そうした歯がゆさなのかしらと。

自分の生きていた時代とは

違っていても

この不器用なほどの告白は

心情がわかるだけに

よりキュンとしてしまう

物語は読めてしまうけれど

フレッシュで

自分も高校生にタイムスリップさせてもらえるような感覚

もし、この頃に戻れたなら、、。

いつも、思ってしまう。

大人の恋と高校生の恋

重みや未熟さは違えども 

愛の告白は

どちらも大変

それぞれの意味において‥

『大変』って言葉は簡単で率直だ！

土屋太鳳ちゃんと北村匠海くんとのユニット TAOTAKが歌う『ANNIVERSARY』

若いっていいなぁって思いながら 

TAOTAK [Anniversary] MUSIC VIDEO -short ver.- - YouTube

[デジタル配信限定シングル] ダウンロード・ストリーミングはこちら https://smr.lnk.to/TAOTAKLY 土屋太鳳+北村匠海による音楽ユニット！ TAOTAK「Anniversary」（Produced by 亀田誠治） ※2018年12月14日(金)公開 映画「春待つ僕ら」主題歌 [TAOTA...

TAOTAK [Anniversary] MUSIC VIDEO -short ver.- - YouTube

鶏の唐揚げが大好き⁉️

何かといえば『鶏の唐揚げ』

これだけあれば

体裁はつく

みんな好きな惣菜

だから、

どこに行っても

コンビニ

惣菜コーナー

お弁当

パーティ

中華料理屋さん

色んな場所で必須アイテムな料理

私は鶏の唐揚げが嫌いではない

そう思って

もう何百回となく作ってきたのだと思う。

自分では言うのは厚かましいが

料理は得意だと思っている

毎回、毎日が

勝負をかけてる感じにね

『おいしい』と言われることが

私への勝ちを称する言葉

しかしながら

『鶏の唐揚げ』は時折それを外す

なぜ、外すのか？

あまり考えたくなかったので

最近は『鶏の唐揚げの素』なる粉を

まぶすことで

なんとか自分の称号を守ってきたように思う。

だけど、気がついてしまった、、。

自分が食べて大好きな料理は

ほとんど外さないことを思うと

『私は、鶏の唐揚げが嫌いなんじゃないかー？？』

そういう答えが頭をよぎった。

いわゆる鶏の唐揚げの進化形

通称『酢鶏』

これが大好きで、大好きで❤️

鶏の唐揚げは、二個でもういいと

お腹は言う

酢鶏は、まだまだ、もっとと

お腹とお箸は言う

これで答えは決まったのだろう

私は鶏の唐揚げが嫌いだから

作るのが下手になる

興味がないんだ

酢鶏にする鶏の唐揚げは

下味だけでできていて

あとからのあんかけの味を纏うだけ

コラボが良ければマルなのである

やっと分かったー

私は、鶏の唐揚げをつくるのが下手で、なおかつ、自分もそんなに好きじゃないってこと！！！

そう言えば

パーティ、お出かけ、お弁当

鶏の唐揚げが入ったものは

うんざりとばかり

選びもしなかったのが事実

北海道の鶏の唐揚げ好きが高じて

『ザンギ』なる専門店が

小さな町にも進出してきてる

そんなにー

みんなー

鶏の唐揚げが好きなんだー

私は『酢鶏』が、好きなんですよー！

声高らかに叫ぶ（笑）

霧の朝にコンビニを思う

霧の朝

今まで見えてなかったものが

ひょっこりと

むずらしい風景に出会えたりする

蜘蛛の糸の繊細なこと！

昨日、友達と電話で話していた。

わたしの『コンビニ勤め』の時の話。

怒りたくなるような理不尽なお客様もいらっしゃる中で

時折、ホッコリとした出来事に遭遇したり、体感したりする

これは、ある日の出来事だった、、。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

『覚えていますでしょうか？二年程前、この店にきたものですが、うちの子が隣の小児科にかかってまして、喘息だという話をしたのですが～』

いきなりうちのコンビニに入るなり、私に話しかけてきた小さな子供と手を繋いだままの若いお母さん。

ん？ん？なんだ？

アッ！！そうそう～、随分前にそういう話をしたことがあったっけ～♪


もともと、仕事の合間にレジに並んだお客様と話をするのが好きで、
話かけやすそうなお母さんだったりすると
お客さんがいないことを確かめて声をかけたりしていた。
難しそうな顔をした人であっても、子供をあやして
話かけると誰も嫌な顔ひとつせず、微笑んでくれる。
最後は子供にバイバイやハイタッチをしながら送り出すことが楽しくてしかたなかった。

商業スマイルと一言で言ってしまえるほど、そこまで商売っけはなく、ただ可愛らしいから声をかけるという具合だったし、子育ての一番大変な時を見知らぬオバサンに声をかけてもらって嬉しかった私の子育て中の出来事が頭の隅に残っていたせいだろう。
お節介オバサンが時々顔を出してしまう。


私もこの若いお母さんのことを徐々に思い出していた。

あの時、赤ん坊を抱いた若いお母さんが店にこられて、私のレジに並んだ。
今にも泣き出しそうな顔だった。
『お熱でしたか』と聞くと

『いいえ～、この子が喘息で、この先、どうなるかと不安なんです』

『喘息でしたか？うちの娘も生後６ヶ月ぐらいからやりました。大変でしたよ。ヒューヒュー背中が言い出すと、苦しそうで、縦抱きにして毛布にくるんで、壁にもたれて寝たものです。』


そのお母さん
『そうでしたか、同じです。かわいそうで。私も眠れませんし』


『大変ですよね。いつ始まるかわからないですからね。けれど、大丈夫ですよ！！子供は強いですから。ちゃんとケアしていると、３歳の声を聞くころには治りますよ。３歳で治らなければ、７歳で治ります。うちの娘は３歳で治りましたから』

闇雲にチャランポランで話をしたわけではなく
私が娘を産んで育てた地域にはアレルギー科という科をもつ病院があって、キチンとアレルギー教室なるものを開設してくれていました。
そこの先生に教えてもらったことだった。


７歳をすぎたら・・・アレルギーの形が変わってくるけれど。。。


それは、このお母さんにはそれは伝えなかった。
あくまで、明るい未来を話したつもりだった。
世間話の一つとして。

それが、２年を経て
私を見つけて、そしてレジ前に駆け込んできた。

『言って頂いたことは本当でした。あの時、もうどうしょうか悩んでいて、誰も何も教えてくれなかったものですから、３歳になったら治るんだと頑張ってきました。そしたら、本当に治ったんです。
あの時、言って頂いて救われました、今日、その時のお礼が言えて良かったですぅ～』と。

見れば、最初の来店時も半泣き状態だったけれど、
お礼を言いながら目にうっすら涙を浮かべていた。


たかが、コンビニでの出来事。
こうして、治ったことを報告してきてくれることに
感激した日でもありました。


私が、丸７年間、コンビニ勤めをして
一番嬉しかったことは、このお母さんのこと。

そして、傍らにはその時の小さな女の子。
大きくなって、元気になって良かった。


たかがコンビニ、されどコンビニ。

色々と悪く言う方々もいらっしゃいました。
けれど、私にとって良い経験の場所でもあり、大好きな職場でした。

辞める日が決まってから
もう、何を見ても愛しくて愛しくて
店にも常連のお客様にも

ご挨拶に来てくれたりと。

その後、半年あまり後に

両親の介護のために

コンビニを辞めることにしていた。

土日休みをキッチリ頂けると言うことでしか選択しなかったコンビニのお仕事なのに、キツイ分以外

こうしたステキなことにも遭遇できた。

もし、今でも続けていたら

増税の余波で

レジ打ちやら、若いスタッフの教育やらで、自分の仕事以外のことが増えていただろうとおもう。

そんなこんなを考えれば

自分がコンビニに行った時は

ほかの人が見えてこないものが

見えてしまうので、

ついつい、コンビニの方に優しくなってしまう訳なのです。

三日月が大好きだ！

まだ明るさがある西の空

オレンジ色の夕焼けを 

背にしたような

細い三日月を見つけた

上先に

雫を垂らしたら

その形にそって

加速度をつけながら

ツルルンって

音が鳴りそうに

落ちていくんだろうね

ねぇ、聞こえた？

大好きなんだよ、こんな三日月