湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

4WDの可愛いヤツ

2020-06-08 21:03:00 | コラム
2011年の東日本大震災の時
瓦屋根の瓦が約800枚落ちた

幸いに
家の中の亀裂は少なくて
瓦以外、少しの家財の損傷のみで済んだ。

瓦屋根って
ガラガラと滝のように
落ちるものではなく
あの地震では、
瓦屋根の角の部分の『ぐし』と呼ばれる部分が、ガシャ〜ンと落ちながら
ほかの瓦は跳ねるように
ビュンビュン飛ぶように落ちていく

二階の屋根瓦は
一階の屋根に突き刺さり
さらに被害を起こした。

一階の瓦は
植木鉢やウッドデッキを直撃

我が家は
車に瓦は
当たらなかったものの
ご近所さん達の車の屋根には
自分ちの瓦が降り注ぎ
もう乗れるものではなかった。

瓦が落ちた屋根には
ブルーシートをかけていく。
割れた瓦を土嚢袋に入れながら固定していった。

さて
残った瓦も相当なもの。
誰も片付けなど来てはくれない。

自分達で片付けるほかはない。

しばらくは
そのまま

次第に町が息を吹き返し
瓦礫置き場を作り
無料で持っていけるようになる。

さて、どうして持っていくか。

瓦屋さんが入ったところは、
瓦礫の処理をしてくれるが
マンパワーを使う以上、金額は発生する。

うちの相方が
以前より、軽トラックが欲しいと
言っていたのを良いことに
安い新古車を見つけ軽トラックを購入することに。

休みごとに
瓦の残骸と、家の中のものを運ぶことになった。

軽トラック、まるまる3回分

屋根に土嚢袋に入れるのを使っても
それでも、3回は
瓦礫置き場に通った。

重いとか
シンドイとか
言ってられなかった。

福島第一が
爆発した2週間後のことであった。



その時買った軽トラックは、
とても重宝したし
いまだに、ホームセンターには
軽トラックが欠かせなかい。

スズキキャリー
4WD 5速 ミッション

これがおもちゃみたいで可愛いのです。

いま、アメリカ市場では
大人気の車種らしい。


普段は、オートマチック車に乗って
楽ではあるが
やはり、運転は、ミッション車が
のっていて面白いと感じる


軽トラックを買っても
土日しか稼働しない。
家庭菜園はしているが
市場には出すまでもない。

あの震災のあとは
趣味のみでの使用。
時々、必要な友達が使うのみ


あれから
8年がまるまる過ぎても
走行距離3万キロ


私が足を痛めたので
最近は、
集落のゴミステーションまで
300メートル

ゴミをかかえていくには
足に負担がかかるので
ひょいと軽トラックに積み込み
堂々とゴミ出しに向かう

往復600メートルほど
ミッションをどこで、
どうあげていくのか!


できうる限り、5ndまで
アクセルとクラッチを駆逐して
徐々に上げていき
曲がり角には、2ndまで下げていく

目的地付近まで5ndを何回入れられるかー
左手には
左足のクラッチと連動するように
ガッチリと丸みのあるレバーを
掌で包み込み、決して離さない

クラッチ、アクセル、ブレーキ

半クラの位置
アクセルとクラッチを
擦り合わせることのできる位置を
エンジン音と、足からの感触
これを探るようにして
車体を動かしていく

たった600メートルの行き帰り

私のマイブーム

軽トラックの運転!

もちろん
車庫入れは後部荷台から入っていく

バックに切り替えて
片手ハンドル
もう一方の手は助手席の背もたれへ

鼻歌を歌いながら
バックオーライ

週に、3回の楽しみ


そう言えば
アベノマスクが届いたけれど
カビ問題があったので
ハイターをかけて洗ったら
かなり縮んだようだ

相方は、税金が使われているから使うとのこと。

私は、使わないけど。









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